習い事を始めたら、ぜひ作ってほしいものがあります。
「習い事ノート」です。
無地ノートや方眼ノート、あるいはデジタルノートでもかまいません。
自分に合ったノートを使いましょう。
習い事ノートには、その名のとおり、習い事に関することを書き記します。
学んだことや気づいたこと、チャレンジしたことや失敗したこと、反省点や今後の課題。
さらに、時間・回数・距離など、取り組んだ内容も記録しましょう。
何でもいいので、ノートをつけていきましょう。
シンプルなコメントや感想だけでも十分です。
たとえば、料理の習い事なら、作った料理、使った材料、今後改善したいこと。
スポーツ系の習い事なら、取り組んだトレーニングメニューやチャレンジしたこと。
学習系の習い事なら、学んだことやわからなかったこと、解いた問題数やミニテストの結果。
習い事ノートをつけると、取り組みが可視化され、客観的に振り返れます。
「今日はこれを頑張った」という達成感が得られるのはもちろん、前進した感覚も得られるので、モチベーションにつながります。
後から読み返すと「あのときこうすればよかった」と気づかされることもあります。
そのときはわからなくても、後になって理解できることがあるもの。
そうした気づきを促すためにも、習い事ノートは大いに役立つのです。
記録をつけることは大切です。
ほんの数行の記録でもかまいません。
記憶力に自信がない人でも、記録をつけていれば、正確に思い出せます。
消さないかぎり、ずっと残るのも大きなメリットです。
習い事ノートは、成長の記録でもあります。
しばらくノートをつけて、後から振り返ると、目からうろこが落ちるような発見があるはずです。
過去の自分と比較することで「ここがうまくなったね」「ここができるようになったね」と少しずつ成長していることがわかります。
成長を実感できれば喜びや嬉しさがこみ上げ、さらなるモチベーションにもなります。
自信を失ったときも、習い事ノートは頼りになります。
「もうダメかもしれない」と思ったら、習い事ノートを開いてください。
そこには努力の軌跡があります。
費やした時間、取り組んだ回数、そして距離。
数字は嘘をつきません。
「こんなに頑張って来たじゃないか」と、今まで積み重ねてきた努力に気づかされます。
ポジティブな気持ちがよみがえり、再び前を向けるのです。
達成感やモチベーション維持にも、自信をつけたり取り戻したりするためにも、習い事ノートは役立つことばかりです。
ワインのように、時間がたつにつれて味わい深くなります。
習い事ノートは、心に響く素晴らしい財産となるのです。