レッスンを受けるとき、開始ぎりぎりに行く人がいます。
たとえば、19時のレッスンなら、18時57分に到着するのです。
3分前の到着で遅刻はしていません。
「待ち時間がもったいない」「早めに行ったところですることがない」という気持ちがあるのでしょう。
しかし、これは注意したいところです。
ぎりぎりだと、到着してからばたばたします。
呼吸を整える時間がありません。
トイレに行ったり身だしなみを整えたりなど、準備に割く時間もありません。
せっかく授業料を支払っているのなら、できるだけ早めの到着を心がけたい。
18時のレッスンでも、実質はもっと遅くなってしまうのです。
「お金を払っているのはこちらなのだから」という人もいるかもしれませんが、その考えはよくありません。
お金を払っている立場だとしても、遅刻は先生に対して失礼なことです。
自分にとっても授業時間が短くなってマイナスとなります。
レッスンを受けるときは、できるだけ早く教室に到着し、授業の準備を整えましょう。
「やることがない」「待ち時間がもったいない」という人は誤解しています。
やることならたくさんあります。
前回の復習をすることもできるし、今日の予習をすることもできます。
息を整えるにも時間が必要だし、着替えをするなら、その時間も必要です。
早めに行くと、まだ前の人のレッスンが続いていることがあります。
そういうときは、見学させてもらえばいいのです。
見学から学べることもたくさんあります。
先生と生徒のやりとりから、気づきや学びが得られるのです。
いつも早く来ている生徒は、先生から一目置かれます。
早めに行くと、先生にやる気が伝わります。
先生は「期待に応えよう」という気持ちとなり、より熱心に教えてもらいやすくもなるのです。
遅刻さえしなければいいという考え方ではありません。
スムーズにレッスンを受けたいなら、余裕を持って到着し、しっかり準備を整えておくのがベストです。
準備を含めた時間まで考えると、早めに到着するに越したことはないのです。