公開日:2025年8月15日
執筆者:水口貴博

習い事をするときに大切な30のこと

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なぜ先生の教え方に偏りがあると感じてしまうのか。

なぜ先生の教え方に偏りがあると感じてしまうのか。 | 習い事をするときに大切な30のこと

グループレッスンでは、他の生徒と一緒に授業を受けます。

みんなと一緒に授業を受けられるのは、グループレッスンならではの魅力の1つです。

にぎやかな雰囲気の中で学べたり、友達ができたり、教え合ったりもできますね。

そんなグループレッスンの中で、ときどき「ある光景」が見られます。

生徒によって、先生の教え方に差があるように感じられることです。

特定の生徒には熱心に教える一方で、特定の生徒にはあまり熱心に教えていないように見える。

まるで生徒ごとに、対応を変えているかのように見られるときがあるのです。

先生は、すべての生徒に対して平等に接します。

にもかかわらず、教え方に偏りがあるように見えると、不思議に感じて首をかしげてしまいます。

「先生に問題があるのではないか?」と思いそうになりますが、決めつけるのは早計です。

この現象は、よくある誤解の1つなのです。

まず確認してほしいのは「自分が消極的な姿勢になっていないか」という点です。

先生は、すべての生徒に平等に接しようとしますが、生徒側の熱量には差があります。

やる気にあふれ、積極的に参加する生徒がいる一方、やる気に乏しく、控えめで受け身な生徒もいます。

先生としては、やはり積極的に取り組む生徒のほうが嬉しいものです。

教えやすくて教えがいもあると感じるので、それだけ熱も入ります。

一方、反応が薄かったり質問がなかったりすると、どうしても指導の機会も少なくなりがちです。

消極的な生徒には、先生からの注意が向きにくくなります。

特に「嫌々参加しているのでは」と思えるような生徒には、先生としても声をかけづらく、熱心な指導もしづらくなるのです。

こうした生徒のやる気や姿勢の違いから、結果として「教え方の偏り」のように見えてしまうことがあります。

先生が意図的に対応を変えているのではありません。

生徒の熱量の違いから、自然とそうなってしまうのです。

この現象は、特にグループレッスンで起こりやすい傾向があります。

どしどし質問をする生徒とはおのずと会話量も増え、それをそばで見ていると「あの生徒ばかり優遇している」と感じてしまう。

もちろん誤解ではあるのですが、自然とそう見えてしまう現実があるのです。

先生の教え方に不満を抱いたときは、まず自分の授業態度を振り返ってみましょう。

受け身の姿勢になっていないかと、チェックしてみることが大切です。

習い事は、積極的な姿勢で取り組むものです。

積極的になればなるほど、学びが深まります。

心当たりがあるなら、気持ちを入れ替え、積極的な姿勢を心がけましょう。

授業時間は早めに到着する、授業中は真面目な態度を見せる、わからないことがあればどしどし質問する。

それだけでも先生との関わりが増えていき、自然と学びも多くなるのです。

先生に問題があるケースもゼロではない

もちろん原因が自分にあるとは限りません。

自分はきちんと積極的に授業を受けているにもかかわらず、明らかに特定の生徒だけひいきされている。

そんな状況が見られれば、一言指摘を入れることも必要です。

先生がいつの間にか、特定の生徒ばかり目を向けていることがあるかもしれません。

指摘を入れることで、先生自身もはっと気づかされるでしょう。

より公平な指導へと改善されていくのです。

習い事をするときに大切なこと(20)
  • 先生の教え方に偏りがある事情を理解する。
学ぶのは先生からだけでない。
先輩からも学べることはある。

習い事をするときに大切な30のこと

  1. 早めに行くことで、準備の時間ができる。
    より熱心に教えてもらいやすくもなる。
  2. 自分に合った先生を見つけることも、大事な要素の1つ。
  3. いきなり本格的なものを購入するのは要注意。
  4. 道具は、丁寧に使いつつも、使い倒す。
  5. 「習い事ノート」のすすめ。
  6. 課題を持って取り組むと、もっと楽しくなる。
    成長の伸びも早くなる。
  7. 背筋を伸ばせば、成長も伸びる。
  8. 挨拶は大切にして、しすぎることはない。
  9. 先生の「やってみましょう」を信じてみることで、スムーズにレベルアップできる。
  10. 「下手」「苦手」は禁句にしよう。
    「やってみます」「もう少し頑張ってみます」で一歩踏み出そう。
  11. 習い事で大切なのは、早く身につけることより、着実に身につけること。
  12. 習い事には、3つの汗がある。
    集中の汗、緊張の汗、失敗の汗。
  13. 先生の褒め言葉を素直に受け止める人こそ、どんどん伸びていく。
  14. 自分より上達の早い人がいても、気にしない。
    後から入った人に追い抜かれても、落ち込まない。
  15. やる気につながるアイテムなら、お金をかけて良し。
  16. どんどん質問をする人は、どんどん成長する。
  17. 教室にある時計は、見ても見すぎるな。
  18. 自己投資をしないと、現状維持すら危うい。
    自己投資をするから、現状維持ができる。
  19. 本気になることが、授業の質を高めることにもつながる。
  20. なぜ先生の教え方に偏りがあると感じてしまうのか。
  21. 学ぶのは先生からだけでない。
    先輩からも学べることはある。
  22. 習い事では「全力」に要注意。
  23. 雨だからといって、安易に習い事を休まない。
  24. 「レベルアップは階段状に起こるもの」とわかっていれば、停滞があっても怖くない。
  25. ふわっとした気持ちで通う格安スクールより、真剣な気持ちで通う高額スクール。
  26. 「合わない」と思ったら、すぐ辞めてもいい。
  27. うまくいかなかった悔しさを、無駄にしてはいけない。
  28. 授業で習ったことは、きちんと復習しよう。
    勝負は24時間以内。
  29. 習い事を辞めたいと思ったときは、なぜ辞めたいのか自問する。
  30. 習い事とは「人」である。

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