「習い事はすぐ辞めてはいけない」という声があります。
「三日坊主はいけない」
「すぐ辞めるなんて情けない」
「始めたからには長く続けるべきだ」
すぐ辞めることを非難する声が少なくありません。
もちろん衝動的に辞めるのは注意が必要です。
第一印象がすべてとは限りません。
自分の勘違いということもあるので、何度か通ってみて、ある程度様子を見ることも必要です。
しかし、自分に合わないことを確信したら、もたもたする必要はありません。
選択肢として、すぐ辞めることもあっていいのです。
教室の雰囲気や先生の教え方など知るのに、長い時間はかかりません。
合う・合わないの相性は、意外と早くわかるものです。
何度か通えば「こういう感じなんだな」と理解できます。
「この雰囲気は苦手だなあ」「この先生とはうまくやっていけなさそう」と気づくのは、すぐです。
教室の雰囲気や先生の教え方がわかれば、合う・合わないもすぐ判断できます。
ストレスを我慢したまま、無理に続けるのもよくありません。
楽しいはずの時間が、苦痛の時間になります。
ストレス解消のはずが、かえってストレスをためる時間になってしまうのです。
「自分に合わない」と確信したら、行動は早いほうがいい。
もたもたしていてはいけません。
「善は急げ」です。
それは「諦めやすい」というネガティブな意味ではなく「決断と行動が早い」というポジティブな意味といえます。
結果として、すぐ辞めてしまうことになったとしても、正しい判断です。
会社員として働くわけではありません。
親や友人から冷たいことを言われるかもしれませんが、自分の人生を決めるのは自分です。
すぐ辞めることになったら、それはそれで無駄な時間やお金を使わずに済んだともいえます。
周りの言葉や評価は気にしなくていいのです。
「すぐ辞めてはいけない」という言葉を信じて、無理に続けるのもよくありません。
時間とお金を無駄にすることになります。
世の中には、同じ習い事でも、違った教室や別の先生もいます。
合わないと感じる習い事もあれば、合っていると感じる習い事もあります。
そして、自分に合った教室や先生を探しましょう。
合わないと思うこともあれば、合うところもあります。
自分の判断で「合わない」と思ったら、すぐ辞めてもいいのです。