習い事をしていると「辞めたい」と思うときがやってきます。
「もう嫌だ。つらい。苦しい。辞めたい」ということが頭に浮かぶときがあるのです。
辞めるのは簡単です。
「辞めます」と申し出れば、あっさり辞めさせてもらえます。
引き留められることがあっても、意志を貫けば、最終的には辞められます。
引き留められることすらないこともあります。
しかし、辞める前に、なぜ辞めたいのか自問してみてください。
辞めたいと思うからには理由があるはずです。
通う頻度がきついから辞めたいのか。
体調が悪くなったからなのか。
習い事の人間関係が悪くなったせいなのか。
もっと別の理由なのか。
辞めたくなった理由に対して、じっくり考えてみると、辞めなくて済む方法が見つかるかもしれません。
たとえば、通う頻度がきついから辞めたいとします。
週2のペースがきついなら、週1にすればいいことです。
たいていは調整が可能であるはずです。
ペースを調整すれば、心身の負担も軽くなってストレスも減るのです。
体調が悪くなったから辞めたいとします。
そんなときは、完全に辞めるのではなく「一時休会」はいかがでしょうか。
習い事では一般的に、一時休会という制度が設けられています。
上限以内であれば、自由に休会できます。
2カ月間・3カ月間など、一定期間だけお休みをする形を取れば、しっかり休養を取れるでしょう。
体調回復の余裕もできるし、再開もしやすくなります。
休会期間中は、休会費以外はかからず、月額料金の節約もできるのです。
習い事の人間関係が悪くなって辞めたくなったとします。
普通に仲直りすれば良いことです。
誤解があるなら、きちんと説明します。
こちらに非があるなら、きちんと謝ります。
普通に仲直りすれば、またいつもどおり通えるようになります。
じっくり考えてみれば、解決手段が見つかるかもしれません。
安易に辞めると考えるのではなく、何とか継続できる手段はないか、じっくり考えてみることが大切です。
少なくとも衝動で辞めることだけは避けたい。
せっかく習い事を始めたのですから、できるだけ長く続けたいものです。
きちんと問題を解決できれば、辞めなくて済むのです。