しぶしぶ自己投資に取り組んでいる人がいます。
「先生から勧められた講座なんです」
「会社から取得を促されている資格なんです」
「上司から『取ったほうがいい』と言われた資格なので頑張ってます」
人からのプッシュがあって、仕方ない感じで自己投資に取り組んでいるのです。
もはや「やらされている自己投資」に近い状況です。
親や会社から勧められた資格取得もあるでしょう。
目上の人からの「やったほうがいい」という言葉に逆らえず、そういう状況になったのかもしれません。
もちろんやらないよりはやったほうがいいのです。
気が進まないにしても、きちんと勉強すれば、それ相応の知識やスキルが身につきます。
しかしそれでもやはり、しぶしぶ取り組む自己投資は効果が半減します。
受け身や気乗りのしない自己投資は、なかなか本気になれません。
「最短で身につけよう」「できるだけ楽に合格しよう」「早く解放されたい」となりがちです。
気持ちが薄いので、なかなか力が入らず、身につかないのです。
自己投資は、やはり誰かに言われて行うものではなく、自ら進んで行うものです。
自己投資をするときは、積極的に行うのが鉄則です。
「これを学びたい!」「これを身につけたい!」という真剣な気持ちがあるからこそ、熱が入って頑張れます。
こうした状況のとき、受動的から能動的に変える方法が2つあります。
まず、1つでもいいので、興味のあるところを見つけてください。
何もかも無関心で興味がゼロということはないでしょう。
どんなことでも、探せば1つくらいは、興味の持てることがあるはずです。
1つでも見つかれば御の字です。
そこにフォーカスを当てれば「私はこれを深めたい、これを学びたい」となり、自然な意欲が湧いてくるのです。
2つ目の方法は、潔く心を切り替えることです。
いったんやらされていることは忘れましょう。
自分の中で「これは自分が好きでやっていること」と思い込むのです。
自己暗示の一種ですが、心理学的に効果が認められた方法です。
心の切り替えにはもってこい。
「これは自分が好きでやっていること」と思えば、本気になって取り組めるようになり、受動的から能動的に変わります。
モチベーションは、気の持ちようでがらりと変わります。
貴重な時間やお金をかけて取り組むのですから、できるだけ有意義な自己投資にしたい。
自ら進んでやる自己投資こそ意味があるのです。