閉店10分前をセーフだと思い込んでいるお客さんがいます。
たとえば、20時が閉店だとして、19時50分に入店するのです。
店内では『蛍の光』が流れているのに堂々と入ってきます。
100歩譲って、閉店時間までに退店できるなら、まだいいのです。
3分で終わる用事のときもあるでしょう。
ささっと用事を済ませ、きちんと閉店時間までに退店できるなら、ぎりぎりセーフです。
直前の閉店もありでしょう。
しかし、閉店10分前に入店すると、たいていは閉店時間を超えます。
こういうお客さんは歓迎されません。
お店を閉めたくても閉められません。
お客さんとしては「売り上げにつながるんだからいいだろう」と思いますが、お店側としては違った考え方です。
店員さんは延長しては働かなくてはいけなくなり、余計な残業を増やすことになるのです。
閉店時間になったら、その人の仕事はもう終わりです。
店員さんはすでにくたくたに疲れています。
さっさと店を閉めて、掃除と後片付けを済ませ、早く家に帰ってのんびりしたいのです。
業後に予定を入れていることもあるかもしれません。
閉店10分前に入店されると、だいたい迷惑がられます。
「いらっしゃいませ!」と顔はにこにこしていても、心の中では「勘弁してほしい」とため息をついているケースがあるのです。
特に接客業の場合、お客さんと良好な関係を保ちたいこともあって断りにくいものです。
お店には、時間に余裕を持って足を運ぶようにしましょう。
予約が取れるなら、予約を取ってから向かいます。
閉店10分前であれば、入店を諦めるのが無難です。
入店してから閉店10分前だと気づくこともあるかもしれません。
閉店間際だと気づいたら、別の機会に改めるのも1つの手です。
他にもお店はたくさんあるはずです。
また別の機会に足を運べばいいことです。
閉店10分前をセーフだと思い込んでいるお客さんにならないことが大切なのです。