料理が運ばれてきたときやレジでお会計を終えたときは、店員さんに感謝を伝えますね。
お客さんの立場であっても、感謝の言葉は欠かせません。
店員さんがいるおかげで、商品やサービスを享受できています。
お金を払う立場であっても、店員さんの仕事に敬意を払うことが大切です。
意識の高いあなたなら、毎回欠かさず感謝の言葉を口にしているでしょう。
店員さんに感謝するのは普通のことですが、ちょっと気になるシーンを見かけることがあります。
ときどき店員さんに「ありがとう」と口にするをお客さんがいるのです。
きちんと感謝を伝えていて、問題ないように思うかもしれません。
しかし、実はあまり良い一言ではないのです。
どこが悪いのか。
「ございます」が抜けているからです。
「ありがとう」は、比較的カジュアルな場面で使われるセリフです。
丁寧さが欠けていて、少し雑な一言になっています。
無言でいるよりはいいのですが、ぶっきらぼうな印象を与えかねません。
言い方によっては「感謝をしてやっている感」が出てしまい、上から目線の印象を与えることがあります。
もちろん相手が、家族・友人・恋人であればいいのです。
親しい間柄であれば「ありがとう」というカジュアルな言葉遣いで十分ですが、店員さんにはフォーマルな言葉遣いが適切です。
感謝の言葉を伝えるときは「ございます」を含めた言葉遣いのほうが、敬意と丁寧さが伝わって好印象です。
店員さんに感謝を伝えるときは「ありがとう」より「ありがとうございます」です。
たとえ店員さんが、新人であっても、はるか年下の人であっても「ありがとうございます」がベストです。
丁寧な言葉遣いを意識して「ございます」を含めましょう。
小さな違いに思えますが、ニュアンスには大きな違いあります。
ささいな一言だからこそ大切にしたい。
少し言葉は長くなりますが、ここは大切なところですから、面倒と思わず、丁寧な伝え方をするようにしてください。