執筆者:水口貴博

お店から好かれる良いお客さんになる30の方法

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長時間の立ち読みは非常識。万引犯と同じと思われても仕方ない。

長時間の立ち読みは非常識。万引犯と同じと思われても仕方ない。 | お店から好かれる良いお客さんになる30の方法

ときどき書店で長時間立ち読みをしている人がいます。

本棚の前でずっと本を持ったまま動きません。

そのまま1冊を読み切ってしまいます。

本を買うお金がもったいないので、立ち読みで1冊読み切ろうと粘っているのです。

なかには1日中、書店に入り浸り、いろいろな本を購入することなく読破していく人もいます。

もちろん法には触れていません。

お店の人から注意を受けることはなく、出入り禁止になることもないはずです。

しかし、いくら得をするとはいえ、注意したい行為です。

法には触れていなくても、モラルに欠けた行為といえるからです。

目次をチェックしたり数ページ読んだりする程度なら許容範囲ですが、それでも限度があります。

購入することなく、立ち読みで1冊読み切ると、ただで作品を楽しんだことになります。

著者にも印税が入りません。

「情報の泥棒」と同じことであり、万引犯と同じと思われても仕方ありません。

書店に迷惑をかけていないから大丈夫と思っているなら誤解です。

書店では万引を防ぐため、お客さんを監視しています。

いまや書店に監視カメラが設置されているのは当たり前の光景となりました。

長時間立ち読みをするお客さんがいると、監視を強化しなければいけなくなり、書店の迷惑になります。

「面白そう」「役立ちそう」と思ったら、すぐレジでお会計を済ませましょう。

お店の負担も軽くなります。

お店の売上が上がるのはもちろん、著者にも印税が入ります。

本は、著者の血と汗の結晶です。

著者は多大な時間と労力を割いて、1冊を書き上げました。

著者に敬意を払うためにも、きちんと購入するのが一番です。

購入すれば、好きなだけ思いきり本を読めます。

ボールペンで線を引いたり余白にメモを書いたりすることも自由です。

身銭を切ることで集中力や吸収力が高まって、身につきやすくなるメリットもあります。

本を買うことは、著者を応援することになります。

著者に印税が入れば、そのお金でさらに有益な著書の創出につながり、私たち読者のためにもなります。

本を買うことは「自分のため」「お店のため」「著者のため」の3拍子がそろっているのです。

お店から好かれる良いお客さんになる方法(26)
  • 書店で長時間の立ち読みは避ける。
  • 本の中身をチェックして気に入ったら、きちんと購入して楽しむ。
きちんとスーツに着替えてから来るお客さんが、高級ブランドショップに好かれる。

お店から好かれる良いお客さんになる30の方法

  1. 感じのいい店員さんを求める前に、感じのいいお客さんになっているか。
  2. お店の名前を覚えると、店長と仲良くなれる。
  3. なかなか予約が取れないお店に文句を言ってはいけない。
    正真正銘の人気店を知れてラッキーと考えよう。
  4. お店の出入り口で立ち止まるのはよくない。
  5. 「並んでますか」と聞かれて、むっとしてはいけない。
    自分の中途半端な並び方を見直す機会にしよう。
  6. きちんと傘袋を使う人が、お店から好かれる良いお客さん。
  7. 外国人従業員にむっとするのは失礼。
    きちんと敬意と感謝の気持ちを持つことが大切。
  8. 注文確認の復唱にきちんと耳を傾けるお客さんは、店員さんから好かれる。
  9. お店の人が会計伝票を置く前に、料理を食べ始めないこと。
  10. コーヒーを注文してアイスコーヒーが出てきたら、自分の責任。
  11. 注文した料理が写真の盛り付けと大幅に違っていたら、きちんと指摘したほうがいい。
  12. 何も買わずに、お店から出るときのマナー。
  13. 足を組むのはいい。
    足の裏を見せるのがいけない。
  14. 店員さんがお皿を下げてくれるとき、感謝の言葉を伝えよう。
  15. 友人のお店だからといって、特別サービスを要求していないか。
  16. くっつけたテーブルは、店を出るとき、元に戻そう。
  17. 会計伝票の争奪戦をしていないか。
    食事の場で会計伝票の奪い合いをすることほど、見苦しいことはない。
  18. レジでの雑談が、後ろに並んでいる人の邪魔になっていないか。
  19. 値切ることは、失礼かつ恥ずかしい行為。
    値切るするくらいなら、おまけをお願いするほうがいい。
  20. 新人さんの不手際にむっとしてはいけない。
    心を大にして、優しい気持ちで接しよう。
  21. タイムセールだからといって、無理に買う必要はない。
  22. 金属製の呼び出しベルは、優しく鳴らそう。
  23. 店員さんに「ありがとう」と言ってはいけない。
  24. 「厨房の方にも『おいしかった』とお伝えください」。
  25. 書店で手に取った本は、きちんと元の位置に戻す。
  26. 長時間の立ち読みは非常識。
    万引犯と同じと思われても仕方ない。
  27. きちんとスーツに着替えてから来るお客さんが、高級ブランドショップに好かれる。
  28. レンタル品だからといって、雑に扱わない。
  29. アンケートは、言葉だけと思っていないか。
    イラストを添えると、もっと喜ばれる。
  30. 店員さんに案内されて買った服があれば、後日感想を伝えよう。

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