アパレルショップでは、店員さんに案内されて服を買うことがあるでしょう。
「こちらは出たばかりの新作です」
「よくお似合いですよ」
「お客さまならこちらのほうが合うかもしれません」
さりげなく声をかけ、上手に案内してくださる店員さんがいますね。
特にベテランの店員さんは、接し方が丁寧で、商品説明もわかりやすく、良い気分にさせてくれるものです。
店員さんの案内によって購入した1着があるでしょう。
最初は買う気がなかったのに、店員さんの上手な案内のおかげで買うことなった経験があるのではないでしょうか。
店員さんに案内されて買った服があれば、ちょっと意識しておきたいことがあります。
次に来店するとき、同じ店員さんを見かけたら、ぜひ感想を伝えてください。
ちょっとした感想でいいのです。
友人から服を褒められたこと、お気に入りの1着になったこと、身につけてから気づいたことなど。
もちろん案内してくれたお礼も伝えたい。
案内された1着に満足しているなら「選んでもらって正解です」と一言伝えると、さらに喜ばれるでしょう。
そのほか何か面白い後日談があれば、紹介してみるといいでしょう。
店員さんは「お客さんのその後」が気になっています。
接客業はお客さんに売って終わりになりがちですが、その後の感想があると、大変喜ばれます。
しかもお客さん本人から感想が直接聞けるなら、なおさらです。
自分の仕事の手応えがわかって、ますます仕事へのやりがいも生まれるでしょう。
店員さんは覚えていないかもしれないと思うかもしれませんが、忘れることはほとんどありません。
接客業に携わっている人の多くは、顔を覚えるのが得意です。
「ああ、あのときのお客さまですね。あのときに案内した服ですね」と、すぐ思い出してくれるでしょう。
店員さんは毎日多くのお客さんと接していますが、お客さんの顔や自分が案内した服は、きちんと覚えています。
感想を伝えることで、その店員さんと仲良くなるきっかけにもなります。
店員さんと仲良くなれば、また良い服を案内してもらえるでしょう。
わざわざ感想を伝えてくれたあなたのことが印象的になり、しっかり覚えてくれます。
お得な情報を教えてもらえるチャンスもあるかもしれません。
この心がけは、アパレル業に限ったことではなく、どんな職種・業種でも心がけたい。
お店の人にとって、自分の仕事のフィードバックは歓迎されます。
後日またお店に足を運ぶ機会があって、同じ店員さんがいれば、ぜひ感想を伝えてみましょう。