執筆者:水口貴博

真面目な人になる30の方法

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断れない人が真面目というわけではない。きちんと断れる人のほうが、本当は真面目。

断れない人が真面目というわけではない。きちんと断れる人のほうが、本当は真面目。 | 真面目な人になる30の方法

「真面目な人は、断ることができない」

世間では、そうした認識があります。

たしかにできるだけ断らず、何でも仕事を引き受けたほうが、真面目な印象も出やすくなるでしょう。

何でも受け入れられる人のほうが、器が大きな印象もあります。

真面目な人は、真面目であるゆえに、何でも引き受ける印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

ここに誤解があります。

断れない人が真面目というわけではありません。

断れないのは、気が小さいか、優しすぎるかのどちらかです。

「嫌われたくない」

「恥ずかしくて断れない」

「断ると、相手に申し訳ない」

「とにかく相手の役に立ちたい」

自意識過剰だったり、自分より相手を大事にしてしまったりすると「NO」という勇気がありません。

余計な不安や心配を考えていて、なかなか断ることができません。

何でも引き受けるのは立派な態度に思えますが、注意が必要です。

自分の許容範囲を無視して引き受けるのはよくありません。

「失敗する」「不可能」とわかっている仕事を引き受けるのは、かえって相手に迷惑をかけてしまいます。

真面目になりたいなら、きちんと断る力を身につけることです。

「仕事を断ると相手に迷惑がかかる」と思うのは、誤解です。

無理に引き受け、仕事に大きな穴を開けるほうが、はるかに迷惑です。

自分の許容範囲と照らし合わせて「できそう」と判断したことだけ引き受けるようにしましょう。

もし無理そうなら、丁寧に謝ったうえで断ります。

成し遂げられないことがわかっているなら、依頼の段階で断るのがマナーです。

無理なら「無理」と正直に言えるほうが、真面目です。

きちんと断ったほうが、信用や責任を大事にしていることが伝わるので、相手からも信頼されるようになります。

ただし、断るときには言い方に注意が必要です。

「無理」「不可能」「絶対できません」など、突っぱねるような言い方は避けたほうがいいでしょう。

意味ははっきり伝わりますが、とげとげしい響きがあるため、相手を不快にさせる可能性があります。

できるだけ相手を不快にさせないよう、柔らかい言い方のほうが、上手に断れます。

「忙しいので、今は厳しい」

「余裕がないので、別の人にお願いしたほうがいい」

「また別の機会でお願いします」

相手の立場を考えながら丁寧な言葉を心がければいいだけです。

断る勇気を身につけてください。

たとえ相手に嫌われようと、当たり前を当たり前にするだけです。

真面目な人になる方法(27)
  • 自分にできないことは、無理をせず、きちんと断る。
人のミスを笑う人は、自分がミスをしたとき、笑われる。
人の失敗をばかにする人は、自分が失敗をしたとき、ばかにされる。

真面目な人になる30の方法

真面目な人になる30の方法
  1. 真面目は、ビジネスでもプライベートでも大切な要素。
    真面目は、ビジネスでもプライベートでも大切な要素。
  2. 真面目になるために必要なのは、性格の改善ではなく、習慣の改善。
    真面目になるために必要なのは、性格の改善ではなく、習慣の改善。
  3. 真面目で得をする7つのポイント。
    真面目で得をする7つのポイント。
  4. 真面目で損をする7つのポイント。
    真面目で損をする7つのポイント。
  5. 真面目な性格は、損をするのか。
    真面目な性格は、損をするのか。
  6. 真面目は「きちんとしたい」という気持ちから始まる。
    真面目は「きちんとしたい」という気持ちから始まる。
  7. 喜んでくれる人をイメージすると、真面目な気持ちが湧いてくる。
    喜んでくれる人をイメージすると、真面目な気持ちが湧いてくる。
  8. 「真剣」と「一生懸命」は、真面目な人の基本。
    「真剣」と「一生懸命」は、真面目な人の基本。
  9. 真面目な人は、責任感が強い。<br>責任感があるからこそ、より良い仕事ができる。
    真面目な人は、責任感が強い。
    責任感があるからこそ、より良い仕事ができる。
  10. いきなり100パーセントの真面目でなくていい。<br>まず1パーセントの真面目から始めよう。
    いきなり100パーセントの真面目でなくていい。
    まず1パーセントの真面目から始めよう。
  11. 約束を守ることは、真面目な人になる基本。
    約束を守ることは、真面目な人になる基本。
  12. 真面目な人は、最善を尽くす習慣がある。
    真面目な人は、最善を尽くす習慣がある。
  13. 計画と準備にたっぷり時間をかけたほうが、仕事はうまくいく。
    計画と準備にたっぷり時間をかけたほうが、仕事はうまくいく。
  14. 安易な決断はしない。<br>よく考えてから、決断する。
    安易な決断はしない。
    よく考えてから、決断する。
  15. すぐ人を頼らない。<br>まず自分なりに努力してみる。
    すぐ人を頼らない。
    まず自分なりに努力してみる。
  16. 真面目な人ほど、余計な言い訳をせず、素直に謝る。
    真面目な人ほど、余計な言い訳をせず、素直に謝る。
  17. 真面目な人は、自分に不利なことでも、正直に報告する。
    真面目な人は、自分に不利なことでも、正直に報告する。
  18. 無理をすることが真面目ではない。<br>無理をしないことが真面目。
    無理をすることが真面目ではない。
    無理をしないことが真面目。
  19. 記憶力の過信はトラブルの元。<br>きちんとメモを取る習慣を心がけよう。
    記憶力の過信はトラブルの元。
    きちんとメモを取る習慣を心がけよう。
  20. マナーやルールはきちんと守る。<br>特に法律は絶対守ろう。
    マナーやルールはきちんと守る。
    特に法律は絶対守ろう。
  21. 真面目な人は、感謝の習慣を大切にしている。
    真面目な人は、感謝の習慣を大切にしている。
  22. 真面目な人になるには、身だしなみへの気遣いが欠かせない。
    真面目な人になるには、身だしなみへの気遣いが欠かせない。
  23. きちんと遊ばないと、真面目になれない。<br>遊びも、真面目になるために必要な要素。
    きちんと遊ばないと、真面目になれない。
    遊びも、真面目になるために必要な要素。
  24. 横柄な態度は控える。<br>謙虚な態度を心がける。
    横柄な態度は控える。
    謙虚な態度を心がける。
  25. 誘惑を断ち切る人が、目標を達成できる人。
    誘惑を断ち切る人が、目標を達成できる人。
  26. いつも冗談ばかり言っていると、大切な話のとき、信用されない。
    いつも冗談ばかり言っていると、大切な話のとき、信用されない。
  27. 断れない人が真面目というわけではない。<br>きちんと断れる人のほうが、本当は真面目。
    断れない人が真面目というわけではない。
    きちんと断れる人のほうが、本当は真面目。
  28. 人のミスを笑う人は、自分がミスをしたとき、笑われる。<br>人の失敗をばかにする人は、自分が失敗をしたとき、ばかにされる。
    人のミスを笑う人は、自分がミスをしたとき、笑われる。
    人の失敗をばかにする人は、自分が失敗をしたとき、ばかにされる。
  29. 何でも真面目にしていいわけではない。<br>人として正しい行為だからこそ、真面目が生きてくる。
    何でも真面目にしていいわけではない。
    人として正しい行為だからこそ、真面目が生きてくる。
  30. 真面目を心がけても、家族や健康まで犠牲にしない。
    真面目を心がけても、家族や健康まで犠牲にしない。

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