執筆者:水口貴博

若いうちにやっておくべき30のこと

18

よいことも悪いことも、ずっと続くわけではないことを知る。

よいことも悪いことも、ずっと続くわけではないことを知る。 | 若いうちにやっておくべき30のこと

子どものころにあったよいことは、永遠に続くように考えてしまいがちです。

仲のいい友人、人間関係、住む場所、家の周りにある草木などです。

しかし、実際は、同じことが同じ状態でずっと変わらず永遠に続くことなんてないのです。

時間が進み、時代が変われば家の近所にあった大きな木、池、家がなくなり、もう同じものを見る機会が二度となくなります。

年を重ねていけば、友人関係も変わり、学校も変わり、趣味も変わり、価値観も変わり、恋愛も変わります。

すべてが時とともに変化をして、同じことがずっと続くわけではないことを若いうちから知り、覚悟しておく必要があります。

つまり「変化に強い人間」に、若いうちになっておくことが大切だということです。

よいことも悪いこともずっと続くわけではなく、単なる変化の一部であり、そうなることが自然なのです。

私は小学校時代に付き合っていた友人関係と、今現在の友人関係はまったく異なっています。

子どものころに「この人と一生友人だ」と思っていた人とも、成長に伴い学校や仕事も別の道を歩むと、連絡を取らなくなりました。

あれほど仲がよかったのに、まったくの音沙汰なしです。

時間が進み、成長が進んでいけば、当然変化も同じように進んでいくのです。

同じ人間関係がずっと続くということはないのです。

また家の周りの風景も、ずいぶん変わりました。

以前は草が生え、川が自然のまま流れていたのに、今ではコンクリートで固められた川になり、草や木も少なくなりました。

失恋をして絶望があっても、永遠に続くわけではなく、時間とともに立ち直ってしまいます。

今では、けろりとしているほどです。

若いうちから良いことも悪いことも永遠ではないことを、知っておく必要があるのです。

今の私の状態でさえ、10年後には同じとは限りません。

おそらく人間関係も変わり、住んでいる場所も変わり、やっている仕事も変わっているかもしれません。

私にもわかりませんが、ただ間違いないことは「何かが必ず変わる」ということだけです。

万物は川の流れのように流転しており、同じ場所にじっとしていることはあり得ないのです。

若いうちにやっておくべきこと(18)
  • 万物は流転していることを知る。
精神的な免疫力をつけておく。

若いうちにやっておくべき30のこと

  1. 若い時期だからこそ、できることがある。
  2. 若いうちなら、失敗も許される。
  3. 三日坊主で、自分を知る。
  4. 好きなことを知れば、迷うことはなくなる。
  5. 好きなことをたくさんして、得意なことに変えてしまう。
  6. 好きなことをやって、エネルギーを技に変えよう。
  7. 幸せな死の瞬間から遡って、今、どうすればいいのかを考えることが大切。
  8. 祖父と祖母のいる当たり前の日常を、経験しておく。
  9. 勉強そのものより、勉強の仕方を学ぶ。
  10. 親しい仲の友人を作っておく。
  11. 自分が中心で世界が回っている……わけではない。
  12. 嫌いなことを、好きなことに変えるという努力をする。
  13. 厳しくつらいことは嫌なこと……というわけでもない。
  14. 人と同じようにする努力は、自分をなくしてしまう努力になる。
  15. 好きなことばかりやっていていい。
  16. 若いうちに、自分磨きを精いっぱいしておくこと。
  17. 「どっちでもいい」という答え方を卒業する。
  18. よいことも悪いことも、ずっと続くわけではないことを知る。
  19. 精神的な免疫力をつけておく。
  20. 初めからうまくいくわけがないことを知る。
  21. 本当のスタートは、ゼロからではない。
    マイナスから始まるものなのだ。
  22. 1人の時間をたっぷり経験する。
  23. おしゃべりばかりをやめること。
  24. 今の友人を捨てる。
  25. 一度は、ひどい地獄を経験しておく。
  26. 若いうちこそ、恥ずかしい経験をたくさんしておく。
  27. 夢への階段を踏み外さないこと。
  28. 痛みが小さい若い時期に、お金の失敗を経験しておくこと。
  29. 自分探しとは、何かに近づくこと。
  30. 青春を満喫して、自分の根っこを広げておく。

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