執筆者:水口貴博

若いうちにやっておくべき30のこと

13

厳しくつらいことは嫌なこと……というわけでもない。

厳しくつらいことは嫌なこと……というわけでもない。 | 若いうちにやっておくべき30のこと

10代のころ、楽しいことがよいことで、つまらないことが悪いことだと思っていました。

自分がわくわくすることこそが、自分のためになり、よいことだと思い込んでいました。

食事のしつけの厳しい親から、よく食事中にはうるさく叱られていたものです。

「箸の持ち方がおかしい」

「座り方がおかしい」

「食事中はトイレに行くな」

「口を開けながら食べるな」

つらい経験をしていると思っていたため、たしかに当時は幸せなことはありませんでした。

「つらい人生なんて、意味がない」

「なぜ自分ばかりこんなに叱られないといけないんだ」

つらいことは、嫌なことだと思っていたのです。

しかし、年齢を重ねていくにつれて、考え方が変わります。

今の自分は、昔あった楽しいことや面白いことより、つらかった経験のほうが役立っているということに気づくのです。

親からの厳しい食事マナーも、当時は大変でしたが、今は役立っています。

勉強を押し付けられて、できなければ叱られました。

今になって思えば、親が子のことをそれだけ真剣に考えてくれていたことに気づきます。

昔の厳しい経験は、今思えば「ああ。あのおかげなんだな」と感謝すらできるようになります。

楽しいことがよいことであり、つらいことは悪いこととは限りません。

厳しかったことやつらかったことは、後になるほど、不思議なことに自分の精神的な強さへと変わります。

若いうちにやっておくべきこと(13)
  • つらく厳しいことを、経験しておく。
人と同じようにする努力は、自分をなくしてしまう努力になる。

若いうちにやっておくべき30のこと

  1. 若い時期だからこそ、できることがある。
  2. 若いうちなら、失敗も許される。
  3. 三日坊主で、自分を知る。
  4. 好きなことを知れば、迷うことはなくなる。
  5. 好きなことをたくさんして、得意なことに変えてしまう。
  6. 好きなことをやって、エネルギーを技に変えよう。
  7. 幸せな死の瞬間から遡って、今、どうすればいいのかを考えることが大切。
  8. 祖父と祖母のいる当たり前の日常を、経験しておく。
  9. 勉強そのものより、勉強の仕方を学ぶ。
  10. 親しい仲の友人を作っておく。
  11. 自分が中心で世界が回っている……わけではない。
  12. 嫌いなことを、好きなことに変えるという努力をする。
  13. 厳しくつらいことは嫌なこと……というわけでもない。
  14. 人と同じようにする努力は、自分をなくしてしまう努力になる。
  15. 好きなことばかりやっていていい。
  16. 若いうちに、自分磨きを精いっぱいしておくこと。
  17. 「どっちでもいい」という答え方を卒業する。
  18. よいことも悪いことも、ずっと続くわけではないことを知る。
  19. 精神的な免疫力をつけておく。
  20. 初めからうまくいくわけがないことを知る。
  21. 本当のスタートは、ゼロからではない。
    マイナスから始まるものなのだ。
  22. 1人の時間をたっぷり経験する。
  23. おしゃべりばかりをやめること。
  24. 今の友人を捨てる。
  25. 一度は、ひどい地獄を経験しておく。
  26. 若いうちこそ、恥ずかしい経験をたくさんしておく。
  27. 夢への階段を踏み外さないこと。
  28. 痛みが小さい若い時期に、お金の失敗を経験しておくこと。
  29. 自分探しとは、何かに近づくこと。
  30. 青春を満喫して、自分の根っこを広げておく。

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