執筆者:水口貴博

冷静な人になる30の方法

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「キレたら負け」を意識する。大人がキレることほど見苦しいことはない。

「キレたら負け」を意識する。大人がキレることほど見苦しいことはない。 | 冷静な人になる30の方法

常に冷静でいるためには、日頃から意識しておきたいことがあります。

「キレたら負け」という言葉です。

感情が高ぶることはあっていいのです。

人は感情を持つ生き物です。

不快なことがあれば、むっとしたりいらいらしたりすることはあって当然です。

よくないのは、キレることです。

怒りにまかせて暴言を吐いたりするのはよくありません。

どんな理由であろうと、感情を爆発させるのは未熟な行いです。

キレるとは、完全に感情のコントロールを失った状態です。

理性と自制心を失い、発狂した状態になっているということです。

見境のない行動に及ぶことがあり、これほど危険なことはありません。

子どもが感情を爆発されるのはまだ許されます。

2歳の子にイヤイヤ期があるように、私たちはもともと感情のコントロールが未発達の状態から始まります。

子どもが感情を爆発することがあっても「まだ子どもだからね」と大目に見られます。

さまざまな経験を重ねていくうちに、だんだん前頭葉が発達していきます。

我慢することを覚え、我慢する力が強くなり、感情のコントロールも向上していきます。

しかし、大人がキレるのはよくありません。

「私は精神的に未熟です」「感情のコントロールができません」と公言するようなもの。

「危険人物」として認定され、周囲から警戒されるでしょう。

大人がキレることほど見苦しいことはありません。

感情を爆発させれば、威圧や威嚇で相手を驚かせることができ、自分の立場が有利になりそうですが、実際は逆です。

キレた側が不利となり、退場となります。

お客さまの前でキレたら、商談は決裂します。

同僚の前でキレたら、完全に嫌われ、社内で孤立するでしょう。

上司の前でキレたら、間違いなく人事評価は底まで落ちて、場合によっては会社にいられなくなります。

キレたら、必ず後悔します。

キレた後に謝っても後の祭り。

大人の世界・ビジネスの世界では、キレたら負けなのです。

こうした間違いを犯さないためにも「キレたら負け」という考え方をしっかり身につけておくことです。

「キレること=大変恥ずかしいこと」という考え方を頭に入れておけば、感情のブレーキが強化されます。

「たかが意識」と思いますが、軽視することはできません。

人は、意識するだけでも変わります。

感情が高ぶっても「ここでキレたら恥ずかしい。何とか踏ん張って耐えよう!」と思えば、感情を抑えやすくなります。

キレやすい性格の人であれば、なおさら強く意識しておきましょう。

もともとの性格だからでは通用しません。

キレやすい性格は、100パーセント改善が必要です。

むっとしたりいらいらしたりすることはあっても、爆発には至りません。

冷静な人になる方法(28)
  • 「キレたら負け」を意識しておく。
常に冷静でいるためには、温度と湿度にも注意を向けたい。

冷静な人になる30の方法

  1. 自分の中に「感情メーター」を持つ。
  2. 落ち着いた環境は、常に冷静でいるために必要な要素。
  3. 常に冷静でいるためには、掃除と整理整頓の習慣が大切。
  4. 冷静になるとは、心をなくしていくことではない。
    感情のコントロールを高めることをいう。
  5. 感情的になりそうなポイントを避ければ、心の平和が保たれる。
  6. 「ケセラセラの精神」を持てば、常に冷静でいられる。
    合言葉は「なるようになるさ」。
  7. できるだけ暗い時間帯は避け、明るい時間帯を大切にしよう。
    日光を味方につけることが、冷静の鍵。
  8. 冷静な人の悪口を言ってはいけない。
  9. 「冷静な私=かっこいい」というイメージを心に刻み込んでおく。
  10. 相手の立場に立って考える習慣があると、常に冷静でいられる。
  11. 呼吸が不安定だと、感情も不安定になる。
    呼吸が安定すると、感情も安定する。
  12. 目標を「2段階」に分けると、精神衛生が向上する。
  13. 小まめなお手洗いは、冷静の維持につながる習慣。
  14. 落ち着きを取り戻す方法を知っているだけで、心の動揺に強くなる。
  15. 感情に振り回されそうになったときは「1人の静かな時間」を作る。
  16. 動揺していても、表向きは冷静なふりをする。
    完全になりきって演技すれば、本当にそうなる。
  17. どれだけ万全であろうと、100パーセント成功する保証はない。
    万一の事態を想定しておく。
  18. 常に冷静な人は、持ち物が少ない。
  19. 常に冷静な人の真似をすると、常に冷静になれる。
  20. 常に冷静でいるためには、日頃から落ち着いた所作を心がける。
  21. 挑発には乗らない。
    あおられても気にしない。
    喧嘩を売られても買わない。
  22. 知識や経験が幅広く身についていると、冷静につながる。
  23. ストレスをためないようにしておくことで、常に冷静でいられる。
  24. 悩み事を1人で抱え込まない。
    人に意見を聞いてみると、冷静になれる。
  25. ネガティブ思考だから、感情が安定しない。
    ポジティブ思考になれば、感情が安定する。
  26. カルシウムは、興奮のブレーキ物質。
    常に冷静でいるためには、十分なカルシウムを摂取しておこう。
  27. 「常に冷静」を意識することで、心の安定性が高まる。
    声に出して言うと、冷静を徹底する決意が固まる。
  28. 「キレたら負け」を意識する。
    大人がキレることほど見苦しいことはない。
  29. 常に冷静でいるためには、温度と湿度にも注意を向けたい。
  30. なかなか冷静な人になれなくても落ち込まない。
    未来のあなたは、冷静な人に生まれ変わっている。

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