執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

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改善すべきは、人ではなく、プロセス。

改善すべきは、人ではなく、プロセス。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

ミスが発生したとき、ミスした人を責めてしまいがちです。

「なぜこういうことをしたんだ?」

「こんなところで間違えるな!」

「本当に遅い人間だな!」

しかし、ヒューマンエラーを改善するためには、ミスした人を責めてはいけません。

ミスをした原因を徹底的に探り、原因を改善することが、ヒューマンエラーの防止策です。

ミスが発生したときには、人ではなく、プロセスを責めます。

「間違いやすいプロセスになっていないか」

「プロセスに問題があるから、人が間違えた」

プロセスを見直して、改善します。

人の能力、力量、性格によって、うまくいくかどうかが決まるプロセスではいけません。

誰が、いつしても、ミスしないプロセスへと変更することが、本当のヒューマンエラー対策です。

人がミスをしたなら、必ず「ミスをしやすい原因」があるはずです。

その根本的原因を、徹底的に探ります。

問題は、人にあるのではなく、プロセスにあるのです。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(5)
  • 人を責めるより、プロセスを責める。
見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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