持ち物は、たくさんあればあるほど利便性が高まると思いがちです。
万一を考えると、あれもこれも必要になってきます。
財布、スマホ、カメラ、ノートパソコン、化粧道具、メモ帳、文房具、本、新聞。
「念にために持っておこう」という考え方もあるでしょう。
もちろん必要なものならいいのですが、だからといって手当たりしだいに持つのは要注意です。
持ち物が増えるということは、管理対象が増えるということです。
持ち物が多いと、利便性が向上する反面、物理的にも精神的にも「重く」なります。
持ち物の数が増えるにつれて管理対象が増えると、それだけ意識を向ける数が増えてしまいます。
持ち物が多ければ多いほど、身の回りがごちゃごちゃしてきます。
身の回りがごちゃごちゃすると注意も散漫になり、頭の中までごちゃごちゃしてきます。
結果として、冷静さを欠くことになるのです。
常に冷静な人は、持ち物が少ないのが特徴です。
カバンで両手がふさがったり、大きなリュックサックを背負ったりすることはありません。
外出するときも、片手で持てるカバン1つだけ。
持ち物は、いつも必要最小限です。
カバンの中もあまり物が入っておらず「たったこれだけ?」という少量です。
持ち物が少ないので身の回りがシンプル。
いつも身も心も軽くてフットワークも軽い。
持ち物が少ないと管理対象が少なくなるため、気を取られることが減り、それだけ頭の中もすっきりします。
結果として、常に冷静でいられます。
常に冷静でいるために持ち物を減らすことです。
必要なものを除いて、できるだけ持ち物を減らす努力をしてください。
必要に思えるものであっても、もう一度「本当に必要だろうか」と自問してみてください。
必要性がはっきりしないのであれば、潔く持たないことも選択肢です。
一昔前であれば、持ち物を減らすにも限界がありましたが、今は違います。
持ち物を減らしやすい時代になりました。
持ち物を減らすために役立つのは「スマホ」です。
スマホは多機能ツールです。
メモ機能、地図機能、ナビ機能、カメラ機能、ゲーム機能、音楽プレーヤー機能など、さまざまな機能が搭載されています。
定期や財布の代わりにすることも可能になりました。
何でもスマホで代用できるわけではありませんが、スマホをフル活用すれば、持ち物をぐっと減らせるはずです。
身の回りをシンプルにすることは、常に冷静でいるために大切なことです。
常に冷静だから、持ち物が少なくなるのではありません。
持ち物が少ないから、常に冷静でいられるのです。