ミス防止

ヒューマンエラーを防ぐ
30の方法

  • ヒューマンエラーは、
    慣れたときに起こる。
ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

もくじ
  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。

    「ヒューマンエラー」という言葉をご存知でしょうか。
    日本語で言えば「人為的間違い」ということです。
    人間特有のミス、ということです。

  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。

    今、私が勤めている職場では、ヒューマンエラーを防ぐために「作業前チェックシート」というシートが活用されています。
    別に大げさなものではありません。
    エクセルで簡単に作成して、安っぽい紙に、白黒で印刷したものです。

  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。

    私が、両親と一緒に車に乗って出かけるときのことです。
    父が運転手になれば、母は助手席に座り、私は後部座席に乗ります。
    これは、水口家のお決まりのパターンです。

  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。

    私には「指さし呼称・声だし確認」という職業病があります。
    仕事で毎日しているために、体にまで染み込み、日常生活でも無意識のうちにしてしまいます。
    癖になり、大勢の人がいても恥ずかしがることなく、できてしまいます。

  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。

    ミスが発生したとき、ミスした人を責めてしまいがちです。
    「なぜこういうことをしたんだ?」
    「こんなところで間違えるな!」

  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。

    操作するのが人間である以上、人間が分かりやすい手順書を作るべきです。
    見間違いやすい文字を使った手順書なら、見間違いによるヒューマンエラーが発生して当然です。
     

  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?

    ヒューマンエラーをなくすためには、キスをしましょう。
    唇を重ねてキスをする、KISSではありません。
    いきなりキスをすると、通報されて警察に捕まります。

  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。

    「速度」より「精度」のほうが重要です。
    間違いを防ぐためには、速度より、精度を優先します。
    精度を優先すれば、当然、作業スピードは遅くなります。

  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。

    当然ですが、ヒューマンエラーを防止しようと、作業に集中するのはよいことです。
     
    しかし、理想を言えば、集中しなくてもミスにつながらないプロセスを作ることです。

  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。

    弱音を吐いてしまいますが、私にはジレンマがあります。
    私は多くの文章を書いていますが、書けば書くほど、思うことがあります。
    「自分がきれい事を言っているが、自分が実行できているか」という点です。

  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。

    人間はアナログが得意で、デジタルが苦手です。
     
    一方、コンピューターはデジタルが得意で、アナログが苦手です。

  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。

    自分一人で作業をしていると、誰もいないからとはいえ、気が緩んでしまいます。
    気が緩んだときに、ヒューマンエラーが発生します。
    ほうっておけば、惰性が働くのは人間ですから、不思議なことではありません。

  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。

    デジタルな仕事は、すべてコンピューターに任せます。
     
    しかし、アナログな作業はコンピューターにとって苦手ですから、人間が行います。

  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。

    ヒューマンエラーを防ぐために、ペナルティーを与える方法も有効です。
    ペナルティーの種類については、ここでは言及しませんが、やはり人が嫌がるようなことが効果的です。
    嫌がるペナルティーほど、ルールを守るために必死になります。

  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。

    ヒューマンエラーを防止するために「手順書」と「約束事」は必須です。
    手順書があれば活用し、なければ今すぐ作成します。
    約束事があれば、それに従い、なければ今すぐ決めましょう。

  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。

    他人の間違いは、自分のことだと思う癖をつけておきましょう。
    他人のミスや失敗は、あなたのためになります。
    自分が犯す前に他人が失敗を犯してくれたのですから、これほどよい教材はありません。

  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。

    ヒューマンエラーが発生する当たり前の要素に「分からないことは分からない」ということがあります。
    分からないまま作業を進めると、どうなるのかというと、失敗やミスをします。
    当たり前のことです。

  18. 分からないときには、質問する。
    分かったときには、言い換えた内容で質問をする。

    相手の話を聞いて理解できないところがあれば、質問をします。
    分からないものは分かりませんから、話を聞いて不明な点は、説明者に尋ねます。
     

  19. ヒヤリハットを見逃すな。

    「ヒヤリハット」という言葉をご存知ですか。
    ヒヤリハットとは、間違えそうになった経験のことです。
    失敗しそうになり、ひやりとした経験。

  20. 商用環境では、速度より精度を重視。

    速度を優先させるのは、失敗や間違いの元凶です。
    特に、社会経験の浅い人は「作業のスピードは速いほうがかっこいい」と思う傾向があります。
    作業スピードが速いのはたしかにかっこいいかもしれませんが、状況によります。

  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。

    勉強が苦手な人の勉強時間は、意外なことに「長時間」です。
    「これだけ勉強しているのに、なぜ成績が上がらないのだろう。頭が悪いからに違いない」
    勉強を長時間しても、成績がなかなか上がりません。

  22. 例外を1つも作らない。

    一度決めたルールでは、例外を1つでも作らないことです。
    全員が守ると決めたら、全員が守るようにします。
    1人でも例外がいれば、ほかの人がそれを見て、同じように例外行動をし始めます。

  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。

    ヒューマンエラーを防ぐ、意外な方法があります。
    「作業をしなければいい」という方法です。
    そもそも作業そのものをしなければ、失敗や間違いが発生することはありません。

  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。

    「問題が発生したときの方法」について考えるより、先に考えておかなければならないことがあります。
    「問題を発生させない方法」です。
    「喧嘩に勝つ方法」より「喧嘩をしない方法」を考えるということです。

  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。

    ヒューマンエラーを防ぐためには「省略しない」というルールを徹底しましょう。
    何かを省略したときに、ヒューマンエラーが発生する可能性が大きくなります。
    毎回同じことを繰り返していると「手順を少しくらい省略しても大丈夫だろう」という甘い考えが出てきます。

  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。

    「疲れたなあ。少し休憩しよう」
    緊張の伴う作業で、心身共に疲れたので休憩を取ります。
    疲れると、集中力や注意力が低下して、ヒューマンエラーにつながりますから、適度な休憩は好ましいことです。

  27. 作業中は、電話を取らない。

    電話は、いつ、かかってくるか分かりません。
    大して重要な作業中でなければ、かかってきた電話をつい取ってしまいがちです。
     

  28. デスクの上に、不要な物を置かない。

    そもそも作業をする環境が悪いと、ヒューマンエラーも発生しやすくなります。
    作業をするデスクの上には、作業に必要な物以外は置きません。
    作業に必要な物だけを置きます。

  29. 短期記憶に頼らない。

    作業をするときに「人間の短期記憶は頼らない」という原則を守ってください。
    「頭で覚えておこう」はやめることです。
    「紙に書こう」「手順書に書き込んでおこう」が正解です。

  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

    ヒューマンエラーの防止策として「もし」の視点で考えましょう。
    安全意識を持っている人ほど「もし」で考える習慣を持っています。
    「もし、財布を落としたら、どうなるか」

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