執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

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恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。

恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

ヒューマンエラーが発生する当たり前の要素に「わからないことはわからない」ということがあります。

わからないまま作業を進めると、どうなるのかというと、失敗やミスをします。

当たり前のことです。

作業の中で、わからない部分があったときには、理解も作業もできるはずがありません。

わからないものは、わかりません。

本人も、自分が理解不足だとわかっているはずです。

では、作業前に自分が理解不足だと知っていながら、なぜ質問することができないのでしょうか。

恥ずかしいからです。

聞くと頭が悪いと思われ、恥ずかしいから質問できません。

この恥ずかしい気持ちは、ヒューマンエラーをなくすために、最初に捨てなければなりません。

変にプライドを持っている人ほど、要注意です。

頭の固い人ほど、質問するとプライドに傷がつくので、知ったかぶりをします。

いつか大失敗を犯してしまいます。

まず、知らないことをなくすために、責任者に質問することです。

質問は、責任者にとっても、作業者がどのくらい理解しているのかを把握できます。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(17)
  • 「質問するのが恥ずかしい」という気持ちを、捨てる。
わからないときには、質問する。
わかったときには、言い換えた内容で質問をする。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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