執筆者:水口貴博

間違いや失敗のない職場にする30の方法

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ミスをして怒る上司がいる職場ほど、余計にミスが多くなる。

ミスをして怒る上司がいる職場ほど、余計にミスが多くなる。 | 間違いや失敗のない職場にする30の方法

私の実体験から、面白いお話を紹介させてください。

あまり大きな声ではいえませんが、これはきっとあなたのためになるお話になるはずです。

「ミスをすると怒る上司のいる職場ほど、ミスが多くなる」という不思議なお話です。

「ミスをきちんと指摘しているのだから、ミスが減るのでは?」

そう思いますよね。

しかし、現実はちょっと違います。

私が以前いた職場では、ミスをすると怒鳴るように怒る上司がいて有名でした。

まさに鬼上司です。

ささいなミスでも、だらだらお説教されてしまい、間違いをしようものなら、大きな声で怒鳴られます。

しかし、ミスを指摘してお説教するにもかかわらず、一向に状況はよくならないという不思議な状態がありました。

その職場は、いつまで経ってもミスが多い職場でした。

私はそんな職場の中にいましたから、なぜいつまでもミスが改善されないのかが、よくわかりました。

本当の問題は、すぐ怒る上司にあったのです。

ミスをすると、上司が怒る。

みんな叱られるのは嫌だから、ミスをしても上司に報告しなくなる。

ミスを隠しているから、情報が共有されないし、いつまでも改善されない。

余計にミスや間違いの起こりやすい職場となる。

こうした流れがはっきり見えたのです。

誰でもそうですが、叱られるのは嫌なものです。

ミスをして、すぐ怒るような上司では、素直に報告がしづらくなりますよね。

すぐ怒る上司のいる職場では、それそのものが問題です。

一生懸命に怒る上司は、一生懸命に仕事をしているように見えますから、社長や管理職からは問題がないように見えます。

頑張っているなと映るのでしょう。

しかし、部下から見れば、一番の問題は上司そのものだったりするのです。

間違いや失敗のない職場にする方法(21)
  • ミスをしても怒らない上司になる。
失敗しても許してくれるリーダーがいれば、部下は成長する。

間違いや失敗のない職場にする30の方法

  1. 失敗をする原因は、人ではなく、システムにある。
  2. 人を変えるためには、時間がかかる。
    システムを変えれば、時間はかからない。
  3. 間違いを減らすために、ダブルチェックを導入しよう。
  4. 間違えてはいけない仕事は、ダブルチェック。
    間違えてもいい仕事には、スピード重視。
  5. 締め切りを与えると、部下は活発になる。
  6. 口頭だけの指示は、間違いを増やす。
    口頭と文書の両方で指示すれば、間違えない。
  7. 仕切りがあると、人間はサボってしまう。
  8. 勝つ組織は、徹底的な情報共有をしている。
  9. 朝礼を省略してはいけない。
  10. 責任の大きな仕事で、部下の成長を促す。
  11. 目標シートで意識を高める。
  12. リーダーが挨拶をしないと、部下も挨拶をしなくなる。
  13. つまらない仕事は、受け止め方に問題がある。
  14. 整理整頓をするから、仕事に集中できる。
  15. 必要ない会議に出ない、出さない。
  16. 考え方の対立はしない。
    考え方の吸収をする。
  17. 残業をしている職場は、要注意。
  18. 1週間は、神様のリズム。
  19. 休日のない職場は、精神力を使い果たし、いずれ崩壊する。
  20. 大切な仕事ほど、朝一番に予定する。
  21. ミスをして怒る上司がいる職場ほど、余計にミスが多くなる。
  22. 失敗しても許してくれるリーダーがいれば、部下は成長する。
  23. 1日1回は、相手のために何か協力する。
  24. 指さし呼称と声だし確認は、大きな効果がある。
  25. 手書きの言葉には、魔法の力がある。
  26. 勝つ組織には、予言者が必要。
  27. 花を置くと、喧嘩が減る。
  28. 掃除は新人だけにさせない。
    みんなにやらせよう。
  29. 職場の電気が暗いと、人も暗くなってしまう。
  30. 人を変えない。
    人を生かす。

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