朝食はしっかり食べることが大切です。
しっかり食べないと、しっかり仕事ができません。
空腹のままでは、十分に活動ができません。
仕事も勉強もスポーツも、しっかり食べるから頭も体もハイパフォーマンスを発揮できます。
しかし「しっかり食べる」と聞くと、すぐ満腹をイメージする人がいます。
「そうか、満腹まで食べればいいんだね」と考える人は少なくありません。
これは違うのです。
「しっかり食べる」と「満腹まで食べる」を混同しないでください。
似ていますが、厳密には違います。
「しっかり食べる」と「満腹まで食べる」は似て非なるものです。
「しっかり食べる」とは何か。
一言で言うと「過不足なく食べる」ということです。
必要なカロリーや栄養を必要量だけ取るということです。
少なすぎず多すぎず、ちょうどいい状態のことを指します。
食べることといえば「カロリー」に注意が向きがちですが「栄養」も大切です。
カロリーと栄養の両方が、過不足なく満たした食事を取ることです。
満腹まで食べることとは限らないため、注意が必要です。
満腹まで食べるとは、その名のとおり「腹いっぱいまで食べる」ということです。
胃の中を100パーセントまで満たした状態です。
言い換えると「もうこれ以上食べることができない」という状態です。
「満腹まで食べる=食べすぎている」という状態です。
満腹はイエローカードの状態であり、よくありません。
しっかり食べるつもりで毎回満腹を心がけていると、肥満と生活習慣病に向かって一直線です。
不足もいけませんが、過剰もいけません。
心がけるのは「適度」です。
私たちにとって食の適度とは、腹八分のことをいいます。
しっかり食べるのはOKですが、満腹まで食べるのはNGです。
それぞれ似て非なるものなので、きちんと区別することが大切です。
もちろん日常では、特別な食事会で満腹まで食べることもありますが、最小限に抑えることです。
普段は過不足なく食べれば十分です。
しっかり食べることを満腹のことだと誤解していたなら、今後注意しましょう。