割り箸がきれいに割れるとは限りません。
ちょうど真ん中で割れればベストですが、きれいに割ろうと注意してもうまくいくとは限りません。
変な割れ方をすることもあるでしょう。
割り箸の溝があるにもかかわらず、なぜか大きく偏って割れてしまうことがあるもの。
こんなとき、どう思うかです。
「ついてないな」
「どうしてこうなっちゃうの?」
「この割り箸は質が悪いね」
「なんだか不吉な予感がする」
ちょっと不満を感じるところですが、この瞬間が大切です。
むっとしないことです。
むっとしたところで仕方ありません。
不快な気分でいると、これからいただく食事を楽しめなくなります。
割り箸の質に問題があると考えるのも要注意です。
割り箸は悪くありません。
割り箸に八つ当たりしたところで仕方ありません。
たまたま変な割れ方をしただけです。
そういうときもあります。
別に誰かが悪いわけではありません。
不吉な予感を覚える必要もありません。
「使えない」
「見た目が悪い」
「新しい割り箸と取り換えよう」
そう思って安易に捨てるのはよくありません。
変な割れ方をしたからといって捨ててしまうのはもったいない。
もちろんよほど変な割れ方をした場合は別ですが、少し偏っている程度なら十分使えるはずです。
割り箸は、木を伐採してできた貴重なものであり、簡単には無駄にできません。
木を1本育てるには、何十年もの時間がかかります。
使えるなら使いましょう。
見た目が悪い程度はご愛嬌です。
先端がとがっていても、注意をすれば普通に使えます。
細かい破片があるなら、指で取り除けばいいだけです。
割り箸の割り方で悩むくらいなら、最初から自分用のお箸を持参して使えばいいことです。
割り箸が変な割れ方をしたときは、厄払いができたと考えましょう。
ちょっと残念なことではありますが、災いを取り除けました。
これはこれでラッキーなことです。
割り箸を大事に使えば、神様もにっこりほほ笑んでくれます。
おかげでこれからの物事がスムーズに進むでしょう。