執筆者:水口貴博

食べる力が強くなる30の言葉

18

「和食はどう?」と聞かれて「別にいいよ」と返事をしていませんか。

「和食はどう?」と聞かれて「別にいいよ」と返事をしていませんか。 | 食べる力が強くなる30の言葉

人と食べに行くとき、相手から好みを聞かれることがあります。

たとえば、相手から「和食はどう?」と聞かれたとします。

このとき、どう答えるかです。

よくありがちなのが「別にいいよ」です。

この一言に心当たりがある人はイエローカードです。

承諾の返事であって普通のことに思えますが、実はあまりよい返事とは言えません。

「別に」の一言があると曇った印象になる

「いいよ」という部分はいいのです。

承諾をしているので悪い印象はありません。

悪いのは「別に」の部分です。

「別に」の一言があると曇った印象になります。

「気は進まないけど、あなたがそう言うなら仕方ないね」と言わんばかりのニュアンスです。

どことなく前向きではない様子が感じられます。

引っかかるものがあり、心がすっきりしません。

「別にいいよ」と答えると、相手はいろんな不安を覚えるでしょう。

「本当にOKなのかな?」

「ほかのお店のほうがよかったかな?」

「無理にOKを言わせたかな?」

和食のお店に向かう足取りが重くなるに違いありません。

食事中の会話も、いまいち盛り上がりにくくなります。

まさしく余計な一言です。

ベストな答え方は「いいよ!」「いいねえ!」

では、どう答えるのがいいのか。

シンプルに「いいよ!」の一言で十分です。

中途半端な言い方はしません。

余計な言葉は加えず、普通に答えればいいのです。

すっきりした言葉のほうが、すっきりした印象を与えます。

さらに明るく答えたいなら「いいねえ!」という一言がおすすめです。

喜んで快諾している印象があります。

明るい響きがあって「早く行こう!」と言わんばかりのニュアンスが感じられます。

「賛成してくれてよかった」と相手もにっこりほほ笑んでくれるでしょう。

もちろん「和食はどう?」は1つの例にすぎません。

「イタリアンはどう?」「焼き肉はどう?」「タイ料理はどう?」など、ほかの言い方でも心がけることは同じです。

明るくポジティブな言葉で承諾するほうが、相手も気持ちよく決断できます。

食べる力が強くなる言葉(18)
  • 「和食はどう?」と聞かれたときは「別にいいよ」という答え方はしない。
  • 「いいよ!」「いいねえ!」という答え方をする。
「しっかり食べる」と「満腹まで食べる」は似て非なるもの。

食べる力が強くなる30の言葉

  1. ぼうっと食べるな。
    命をかけて食べろ。
  2. 食生活を豊かにするなら、エンゲル係数を上げるのが正解。
  3. 食べたくないものは考えなくていい。
    食べたいものだけ考えていればいい。
  4. 食の幸せは、食べたもので決まるのではない。
    どれだけ味わったかで決まる。
  5. 思っていた味と違っていても、むっとしない。
  6. どんなにおいしい料理も、歯の痛みがあると、きちんと味わえない。
  7. 食べようか迷うくらいなら、素直に食べたほうがいい。
  8. 食事はできるだけ食べきる。
    ただし、無理に食べる必要はない。
  9. 完食も、成功体験の1つ。
  10. 生ものに当たった経験があっても、嫌いにならない。
  11. 「明日もおいしいものが食べられる」という理由だけで、希望を持っていい。
  12. 大好物をイメージできますか。
  13. 大好物は、連続で食べることもあっていい。
  14. 食べられないことに罪悪感を持つ必要はない。
  15. 好きな食べ物はどんどん言いふらそう。
  16. 本番前に食べないのは、負けに行くようなもの。
    食事をしないで本番に挑むことほど、危険なことはない。
  17. 初めて食べるものは、似ている味を思い出せば、すぐ覚えられる。
  18. 「和食はどう?」と聞かれて「別にいいよ」と返事をしていませんか。
  19. 「しっかり食べる」と「満腹まで食べる」は似て非なるもの。
  20. 久しぶりに苦手な食べ物を食べてみよう。
    普通に食べられるかもしれない。
    意外とおいしく感じるかもしれない。
  21. 口直しだからといって、雑な食べ方になっていないか。
  22. おいしいものを食べておかないと、生きることはできても心が死んでしまう。
  23. 歯ごたえのあるものを食べて、顎の筋トレをしよう。
    二重あごを解消させよう。
  24. お金が理由で、食べることを諦めない。
  25. 口に合わないものを食べてしまったら、おいしいもので口直しをしよう。
  26. 割り箸が変な割れ方をしても、むっとしない。
    厄払いができたと考えよう。
  27. おいしくないものをおいしく食べるようになるのが、人生の醍醐味。
  28. 嫌いな食べ物がたくさんあるからといって、その人に欠陥があるわけではない。
  29. どんな食事にも、最初の一口と最後の一口がある。
  30. 食事マナーが向上するだけで、あなたは生まれ変わる。

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