一度は経験がある人も多いのではないでしょうか。
生ものは腐りやすいだけでなく、菌も繁殖しやすいため、当たりやすいのがネックです。
新鮮な野菜であっても、使われている水や保存方法に問題があると、おなかを下すことがあります。
生ものに当たっておなかを下してダウンして、苦しい目に遭った人もいるでしょう。
食中毒になって命の危険にひんしたニュースも見かけます。
一度でも生ものに当たった経験があると、強いマイナスの記憶が刻まれます。
「もう二度とあんなひどい目に遭いたくない」と思って当然です。
生ものに当たったトラブルのせいで、すっかり苦手意識ができている人も多いのではないでしょうか。
中にはトラウマになっている人もいるかもしれません。
だからといって、一度の苦い経験でレッドカードを振り上げるのはもったいない。
人生から完全に排除するのはちょっとやりすぎです。
生理的に受け付けないなら仕方ありませんが、一度生ものに当たったくらいで大嫌いになるのはもったいないことです。
一発レッドカードではなく、イエローカードくらいにしておくことです。
一度当たった経験があると生ものを敵視しがちですが、そうではありません。
あらためて考えてみましょう。
生ものは悪くありません。
悪いのは、品質に問題があったことです。
品質管理に問題があったから、菌が繁殖して、当たってしまいました。
熱していただくものなら、食べる前にしっかり火を通しましょう。
生ものが怖いなら、それだけしっかり熱を通せばいいのです。
生ものに苦手意識があるなら、芯までしっかり火を通しておけば問題ないでしょう。
悪い菌をやっつけるような感覚でOKです。
自分が食べるものですから「これでもか」というほど火を通しておけばいいことです。
外食で生ものをいただくなら、品質管理がしっかりされているお店に行きましょう。
お店のウェブサイトを見てみたりグルメサイトのレビューを確認したりすれば参考になるでしょう。
もちろんサクラレビューの可能性もゼロではありませんが「総合的な判断」という思考があれば、予測の精度を高められます。
品質管理を徹底しているお店であれば、生ものであっても安心できるはずです。
普通に食べると、意外とおいしいかもしれません。
生ものには、生もののよさがあります。
安易に完全排除するのではなく、改善点を加えたうえで引き続き楽しんだほうが、食の未来は明るいのです。