どんな食事にも、最初の一口と最後の一口があります。
最初の一口と最後の一口は、それぞれ1回しかありません。
当たり前のことと思いますが、あらためて意識しておきたいところです。
たった一口ではありますが、食事で最も大事な一瞬なので大切にしましょう。
最初の一口は、1回の食事につき、1回だけです。
最初の一口は特別です。
一番おいしく感じる瞬間だからです。
食べた瞬間、口の中においしい味が広がります。
味が「ない」から「ある」に変わります。
味覚が「オフ」から「オン」に変わります。
一瞬で口の中が幸せになります。
「なんて格別なのだろう!」
魔法にかかったかのように酔いしれます。
最初の一口を大切に味わいましょう。
「いただきます」と言ったら、さっそく次の瞬間、おいしさの波が押し寄せてくるでしょう。
最初の一口でしっかり感動すれば、二口目以降も感動が続いて楽しめます。
どんな食事にも、最後の一口があります。
最後の一口もまた、1回の食事につき、1回だけです。
最後の一口も最初の一口と同様、特別です。
その食事とお別れをする瞬間あり、締めくくる瞬間です。
名残惜しい感じがあって物寂しい気がします。
大事な瞬間ですから、特に大切にしましょう。
最後の一口は、特に神経を集中させて、おいしくいただきましょう。
「食べきった」という達成感が得られます。
「ああ、おいしかった」と笑顔になれます。
最後の一口を大切にすれば、食事に気持ちのよい余韻が続きます。
最初の一口と最後の一口は、1回の食事につき1回しかありません。
すでに大切にしている人は、もっと大切にしましょう。
大切にしてしすぎることはありません。
最初の一口と最後の一口を大切にすることで、より食生活が豊かになります。