自宅で食事を作ってもらったとき、心がけたいマナーがあります。
「食べ終わった食器は、流しに持っていく」ということです。
「ごちそうさま」と言った後、食器を放置したまま席を離れるのではありません。
「食べ終わった食器を流しに持っていくまでが食事」と考えましょう。
外食であれば食べ終わった食器はそのままでもいいですが、自宅で食事を作ってもらったときは心がけたい配慮でありマナーです。
食器を流しに持っていくだけで、洗う人は助かります。
食器を流しに持っていく手間が省けます。
「それは私の仕事ではないよ」
「どうして私が流しに持っていかないといけないの?」
そう思う人もいるかもしれません。
たしかに自分の担当ではないのかもしれませんが、問題はそこではありません。
ちょっとしたことで、大した差はないと思うかもしれませんが、問題はそこではありません。
洗ってくれる人に対する気遣いです。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、大きな仕事ではないはずです。
流しに持っていくくらいは何でもないことでしょう。
食事をしてくれた人への、せめてもの気遣いです。
洗う担当の人に任せればいいことかもしれませんが、せめて食器を流しに持っていくくらいは簡単なことです
「おいしくいただきました」「ありがとうございました」という敬意や感謝を表現できます。
子どものころからしつけられている人は自然にできることですが、しつけられていない人は忘れがちです。
相手から「そのままでもいいですよ」と言われるかもしれませんが、やはりきちんと流しまで持っていくほうが丁寧です。
もちろん状況によっては、そのまま自分が食器を洗うのもありです。
食事を作ってもらった代わりに、洗うのは自分が担当するのもいいでしょう。
おいしい食事を作ってもらったなら、それくらいの配慮はあっていいはずです。
自宅で食事を作ってもらったときの食事マナーです。