執筆者:水口貴博

日々の食事をおいしく食べる30の方法

13

「まずいかな」と思いながら食べない。「おいしいかな」と思いながら食べよう。

「まずいかな」と思いながら食べない。「おいしいかな」と思いながら食べよう。 | 日々の食事をおいしく食べる30の方法

食べたことがないものは、どんな味かわかりません。

初めて食べるとき、どんな味か興味を持ちながら食べるもの。

このとき「まずいだろう」と思いながら食べていませんか。

食べたことがないと不安な気持ちが生まれ、悪いほうに考えてしまうことが多い。

特に見かけが悪いものだと、あまり期待が持てず「まずいに違いない」と思うのではないでしょうか。

自分が嫌いな食べ物と似ていると、食べる前から悪印象を持つことが多いもの。

恐る恐る食べ物を口に運ぶでしょう。

ここが注意ポイントです。

「まずいだろう」はネガティブが前提になっています。

脳が「まずいと感じなければいけない」というふうに働きます。

悪い思い込みが生まれ、味覚にも悪影響を及ぼします。

スムーズに味わえなかったり味の感じ方を悪く誤解したりして、味覚の錯覚が引き起こされます。

「まずいだろう」と否定的に考えていると、おいしいものでもまずいと勘違いすることがあります。

これほど愚かなことはありません。

初めて食べたときの印象が悪いと「また食べよう」という気も起きなくなります。

食の可能性を奪ってしまい、いいことはありません。

「おいしいだろう」と思いながら食べる

初めて食べるときは、ポジティブな期待を込めるようにしましょう。

「おいしいだろう」と思いながら食べるようにするのです。

ポジティブに思い込むことで、味覚の働きが向上します。

味もポジティブに感じるようになり、おいしく感じやすくなります。

うまくいけば、好きな食べ物が1つ増えることになるでしょう。

「おいしいだろう」と思って食べてみても、好みに合わないこともありますが、まず期待することが大切です。

食の期待は、食の可能性を広げます。

たとえ見かけが悪いものであっても、いったん思い込みをなくして、期待を込めて「おいしいだろう」と思うようにしましょう。

せっかく味わうのですから、できるだけポジティブな期待を込めることです。

味の錯覚を引き起こすなら、ネガティブよりポジティブのほうがいい。

ポジティブに考えることでおいしく感じやすくなります。

初めて食べたときの印象がよければ「また食べてみたい」と思うようになります。

日々の食事をおいしく食べる方法(13)
  • 「まずいだろう」と思いながら食べない。
  • 「おいしいだろう」と思いながら食べる。
おいしく感じたら、きちんと「おいしい」と言うことが大切。

日々の食事をおいしく食べる30の方法

  1. 普通に味わうのではない。
    積極的に味わうのだ。
  2. おいしいものを探すより、おいしく食べる方法を身につける。
  3. おいしいからおいしそうに食べるのではない。
    おいしそうに食べるからおいしくなるのだ。
  4. どんなにおいしい食事も、汚れたテーブルでは台無し。
    おいしい食事は、きれいなテーブルがあってこそ楽しめる。
  5. 食事の所要時間をあと1分伸ばそう。
    おいしさを楽しむ時間が1分長くなる。
  6. 食べる前に「おいしそう」と言おう。
    食べているときは「おいしい」と言おう。
    食べ終わったら「おいしかった」と言おう。
  7. おいしく食べるつもりがないなら、食べるな。
  8. ながら食いは控えよう。
    食事中は、食べることに集中するのが一番。
  9. 料理を食べながら、使われている食材をイメージしよう。
    「肉眼」だけでなく「心の目」でも楽しむ。
  10. 相手の食べ残しが気になったときが大切だ。
  11. 新鮮な驚きや発見は、食べ慣れたものにある。
  12. 「いただきます」を言い忘れたら、食事中に言ってもいい。
  13. 「まずいかな」と思いながら食べない。
    「おいしいかな」と思いながら食べよう。
  14. おいしく感じたら、きちんと「おいしい」と言うことが大切。
  15. 嫌なことばかりの1日であっても、夜においしい食事をすれば、幸せに締めくくれる。
  16. たまには目をつぶりながら食事をしてみよう。
  17. 食べ終わった食器を流しに持っていくまでが食事。
  18. 無性に食べたくなったときのカップラーメンは、最高においしい。
  19. 食が細くなって落ち込む必要はない。
    食の質を上げればいいのだ。
  20. 食事をおいしく楽しむコツは、深呼吸。
  21. 同じ食べ物でも、食べ方が変われば味わいも変わる。
    食べ方の数だけ、食の楽しみが増える。
  22. 料理を作るプロがいるなら、料理を食べるプロもいていいはずだ。
  23. 楽しい雑談は、料理をおいしくする魔法の調味料。
  24. きちんと「香り」も楽しんでいますか。
  25. 走るから食べるのではない。
    食べるために走るのだ。
  26. 調味料を加えることが当たり前になっていないか。
    たまには調味料なしで食べてみよう。
  27. 元気が出ない原因は、食事にあるのかもしれない。
  28. おなかがぺこぺこになったら喜ぼう。
    普段よりおいしく感じるチャンス。
  29. おいしい料理を食べたいなら、おいしい料理を作れるようになればいい。
  30. 最後の一口を、気持ちを込めてきちんと味わう。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION