料理を作るプロがいます。
料理を作るプロは、魔法のようにおいしく料理を作ります。
調理の手元がスピーディーです。
手際よく切ったり分けたり炒めたりします。
上手に味付けをしたりきれいに盛り付けをしたりします。
冷蔵庫の残り物であっても、プロの料理人の手にかかれば、素晴らしい料理が出来上がります。
ここで、ひとつ気づいてほしいことがあるはずです。
「料理を作るプロ」はよく聞きますが「料理を食べるプロ」というのは聞いたことがありません。
料理を作るプロがいるなら、料理を食べるプロもいていいはずです。
ぜひ、プロになってください。
誰かになってもらうのではなく、あなたがなるのです。
食べるだけだから簡単そうに思えますが、プロ意識を持った心がけが必要です。
「とりあえず食べればいい」ではありません。
「マナーを守りながら、きちんとおいしく味わって食べる」です。
普通に食べればいいのではなく、プロ意識を持った食べ方が必要です。
マナーのいい食べ方や丁寧な味わい方が欠かせません。
料理を食べるプロは、どんな食事でもおいしく味わって食べることができます。
「私は、料理を食べるプロだ」と思いながら食事をしてください。
プロ意識を持てば、気合が入って、背筋がぴんと伸びるでしょう。
「いただきます」と言いましょう。
食べ物に感謝しながら食べましょう。
ゆっくり一口ずつ丁寧に味わいましょう。
カトラリーは丁寧に扱いましょう。
心地よい余韻を残して食事を終えましょう。
どれも当たり前のことですが、きちんとできている人は意外と少ないものです。
当たり前だからといって軽視せず、いま一度意識して取り組んでください。
食べる行為は、誰もが毎日していることです。
だからこそ、食べる行為を高めることで、食生活の底上げにつながります。
「私は料理をまったく作れない」という人もいるでしょう。
料理を作れないなら、なおさら食べるプロを目指しましょう。
まったく料理を作れないなら、せめて料理を食べるプロを目指してください。
作ることはできなくても、食べることならできるはずです。
「まだ料理を食べるプロでない」という人もいるでしょう。
安心してください。
今はまだ料理を食べるプロでないなら、これから料理を食べるプロを目指せばいいのです。
資格や免許制ではないので、あなたさえその気になれば、今すぐ料理を食べるプロになれます。
「自分にはできない」と思うのではなく「できる」と思ってください。
できなかったとしても、できる意識を持つことが大切です。
料理を食べるプロとしての意識を持てば、今すぐ目の前の食生活が素晴らしく変わります。