私たちは、調味料を使って食べることがあります。
肉を食べるときは、たれをつける。
牛丼を食べるときは、薬味を入れる。
パスタには、粉チーズを振りかける。
野菜炒めは、コショウを振りかける。
スイカを食べるときは、塩を振りかける。
お刺し身やギョーザを食べるときは、醤油をつける。
調味料を使えば、食材の味が引き立つもの。
調味料をつけると、より味が引き立って、よりおいしくいただけますね。
いまや調味料のない家庭はないでしょう。
「化学調味料」という魔法の粉まであるようです。
しかし、ちょっとここで変化球を投げてほしい。
子どものころからの食習慣が染み付いているためでしょうか。
いつの間にか調味料を添えることが当たり前になっているのではないでしょうか。
食事が出てくるやいなや、自然と調味料に手が伸びていることでしょう。
もちろん調味料を利用するのはいいのですが、パターン化されているのも味気ない。
いつの間にか食物本来の味わいを忘れてしまうのです。
たまには調味料なしで食べてみましょう。
「素のままで食べる」ということです。
肉を食べるときは、たれをつけないで、そのまま食べてみます。
牛丼を食べるときは、薬味を入れないで、そのまま食べてみます。
パスタには、粉チーズを振りかけないで、そのまま食べてみます。
野菜炒めは、コショウを振りかけないで、そのまま食べてみます。
スイカを食べるときは、塩を振りかないで、そのまま食べてみます。
お刺し身やギョーザを食べるときは、醤油をつけないで、そのまま食べてみます。
面白いチャレンジのつもりで試してみてください。
ちょっとした気づきが得られるでしょう。
「おや。こんな味だったのか」
素材そのままの味を楽しめるでしょう。
地味でシンプルに感じるかもしれませんが、それが本来の味です。
意外と調味料なしでもおいしくいただけることに気づけるはずです。
味気なく感じるなら、よく噛んでください。
一口につき30回は咀嚼したい。
噛めば噛むほど、口の中に味が広がるでしょう。
唾液が分泌されることで、うま味が引き出されていき、おいしくいただけます。
味覚に集中させると、シンプルながらも味わい深いことに気づくはずです。
調味料を加えて食べるのもおいしいですが、調味料なしで食べるのもおいしい。
あなたの食生活に「調味料なし」という選択肢を加えてみてください。
食材本来の味を楽しむことも、贅沢の1つです。