自己肯定感を高めるために役立つのは、ボランティア活動です。
ボランティア活動に参加することで、人から感謝される経験が得られます。
「人から感謝されるなら、ボランティア活動ではなく、普通の仕事でもいいのではないか」
そんな疑問を持つ人もいるでしょう。
もちろん普通の仕事も選択肢ですが、注意点があります。
仕事は、給与が発生する代わりに、責任と結果が求められます。
すでに自信や能力のある人ならいいですが、もともと自己肯定感が低い人にとっては厳しい場合があります。
仕事で失敗してしまえば、かえって自己肯定感を下げてしまうこともあります。
確実に自己肯定感を高めるなら、最初のステップとしてボランティア活動のほうが有効です。
ボランティア活動にも、有償と無償の2つのタイプがありますが、無償のタイプがおすすめです。
大切なことは「人の役に立つこと」です。
ボランティア活動に参加すれば、人の役に立つ喜びを実感できるでしょう。
人から「ありがとう」と感謝される経験をたくさんできます。
「こんな自分でも人の役に立てた。社会に貢献できた」という感覚が得られ、喜びや幸せを実感できます。
人は、他人や社会との接触を通して、自分のアイデンティティーや幸福を感じる生き物です。
社会参加することで「社会の一員」という実感が湧き、自分の存在意義・存在価値を認識できるのです。
ボランティア活動に少しでも興味があれば、ゴーサインです。
自分ができることにも限界がありますが、大切なのは、社会に貢献したい気持ちです。
小さなことでもいいので、まず取り組んでみることが大切です。
いきなり本格的なボランティア活動に参加すると、ついていけず、挫折することがあります。
ミスや失敗で周りに迷惑をかけてしまうと、かえって自己肯定感を下げてしまいかねません。
最初は、簡単なボランティア活動に参加してみるといいでしょう。
簡単なボランティア活動でも、社会的役割は十分です。
なるべく人と接するボランティア活動がいいですが、その限りではありません。
人と接することがなくても、自分が社会に貢献できている実感を得られるなら、何でも自由です。
お金は得られませんが、経験と成長が得られます。
ボランティア活動を通して、社会に貢献できるだけでなく、社会を理解することにもつながります。
今まで深く考えていなかった社会問題に直接関わってみることで、身近に感じられるようになります。
自己肯定感を高めたいなら、ボランティア活動に参加してみてはいかがでしょうか。
地域のボランティア活動に参加するもよし。
災害被災者をサポートするボランティア活動に参加するのもよし。
発展途上国のために国際的なボランティア活動に参加するのもよし。
社会貢献活動は、優劣も差別もありません。
あるのは「善良な心」だけです。
社会貢献は、どんなことでも、素晴らしいのです。