自己肯定感とは何でしょうか。
自己肯定感とは、自分の存在意義・存在価値を認める感情のことをいいます。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、精神の安定と健全な生き方を実現するうえでは大切なポイントの1つです。
自己肯定感は、高くしなければ生きていけないわけではありません。
自己肯定感が低くても、人生を生きていくことは可能です。
心臓は動き、話すことも歩くこともでき、普通に生活ができます。
人間関係を築いたり、恋愛や交際を楽しんだりすることもできます。
では、なぜ自己肯定感が大切なのか。
自己肯定感が低いと、人生のチャンスや可能性を損ないやすくなるからです。
「自分は価値がない」という考えにとらわれていると、何事にも積極的になれなくなります。
新しいことに挑戦したくても、自己肯定感が低いと、自信が持てないため挑戦する前から諦めがちになります。
人付き合いでは、相手の目を見て話せなかったり笑顔の数が減ったりします。
叶えたい恋があっても、卑屈になってしまい、一歩踏み出す勇気が出なくなります。
行動力が低くなり、目標や目的を達成するのが難しくなり、夢も叶えにくくなる。
幸せになるチャンスがあっても、自分から捨ててしまうことになる。
自己肯定感が低いと、消極的・悲観的になることが増え、多くのチャンスや可能性を損なうことになるのです。
悪影響は、チャンスや可能性だけではありません。
同じ風景・同じ人生でも、自己肯定感が低い人と高い人とでは、見え方・感じ方が違います。
青空を見たとき、自己肯定感が低い人は「普通」としか思いませんが、自己肯定感が高い人は「素晴らしい」と感動します。
難しい仕事があったとき、自己肯定感が低い人は「嫌だ」と逃げたがり、自己肯定感が高い人は「やるぞ!」と奮起します。
新しい経験をするとき、自己肯定感が低い人は「難しそう」と嫌がり、自己肯定感が高い人は「面白そう」と喜びます。
頑張る人がいたとき、自己肯定感が低い人は「失敗しろ!」と邪魔して、自己肯定感が高い人は「頑張れ!」と応援します。
幸せな人がいたとき、自己肯定感が低い人は「不幸になれ!」とののしり、自己肯定感が高い人は「いいね」と声をかけます。
自己肯定感の違いによって、同じ人生でも、見え方・感じ方が逆になるのです。
自己肯定感が高ければ、普通の人生であっても、素晴らしくできます。
明るく楽しく有意義な人生にしたいなら、自己肯定感を高めていきましょう。
人生のチャンスや可能性を引き出すだけでなく、より人生を豊かにするための近道になります。