自己肯定感が低い人には、自分をけなす癖があります。
いわゆる、自己卑下です。
ミスや失敗があったとき、自分を劣った人間として扱い、自分で自分を見下します。
小さなミスや失敗でも大げさに捉え、すぐ自分否定につなげる癖がついています。
ミスや失敗があったとき、すぐ自分否定に結びつけて考えていませんか。
「私はダメな人間だ」
「私は人間失格」
「私は出来損ないで恥ずかしい」
「価値のない人間だ」
「自分はかっこ悪い」
自分で自分をばかにしたり見下したりです。
実際に言葉に出して言うこともあれば、心の中で思うこともあります。
こうした癖に心当たりがあれば、要注意です。
謙虚ではありません。
ただの言葉の暴力です。
反省ではなく、自分を痛めつけるだけになっています。
反省するのは必要ですが、自己卑下は不要です。
自己卑下は、百害あって一利なし。
自分をけなすことは、自分に対するいじめ行為です。
ミスや失敗があったとしても、自分否定に結びつけるのは大げさです。
自己卑下は、マイナスの効果はあっても、プラスの効果は1つもありません。
自分をけなす言葉は考えないようにしましょう。
自分をけなす言葉はすべて禁句にします。
自分が情けなく感じても、自分をけなす言葉を考えないことです。
考えることがなくなれば、少なくとも自分をおとしめずに済みます。
もし自分をけなしそうになれば、音楽を聴いたり体を動かしたりして、気持ちを紛らわせるといいでしょう。
明るい音楽を聴いたり、明るい活動をしたりすれば、気持ちも明るくなります。
自分をけなす言葉を禁句にすれば、少なくとも自分で自分を痛めつけることはなくなります。
また、開き直ってポジティブな言葉を考えるようにしましょう。
「まあいいか」
「こういうときもある」
「人間だから失敗もあるさ」
「別に大きな問題ではないよね」
「失敗は人間である証拠」
「気にしない、気にしない」
前向きな言葉を語りかけ、ネガティブな感情を吹き飛ばしましょう。
自分をけなす癖をやめる代わりに、自分を励ます癖をつけましょう。
自分をけなす癖がついているなら、癖の内容を逆に変えるだけですから、難しくないはずです。
新しい習慣を身につけるには3週間は必要といわれています。
慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、最低でも3週間は続けてみてください。
自分をけなしそうになれば、ぐっとこらえ、励ますようにしましょう。