あなたには、得意分野と不得意分野があるでしょう。
得意分野と不得意分野のどちらに集中していますか。
自己肯定感が低い人は、得意分野より不得意分野に集中する傾向があります。
「得意なことは上手にできるから放置でよい。不得意なことは下手だから改善が必要」と思っています。
もちろん不得意を上達させようとする心がけは素晴らしいですが、賢明とは限りません。
得意と不得意は「適正」が関係していることが多いからです。
たとえば、運動神経のない人がいくら練習を頑張ったところで、スムーズな向上は難しいでしょう。
もともと絵を描くのが苦手な人がいくら絵を練習しても、限界があるでしょう。
ある程度まで能力を上げることはできても、飛躍的な向上は難しい場合が多いはずです。
不得意なものは不得意。
適性がないことをいくら頑張ったところで、限界があります。
「こんなに頑張っているのにできないなんて、なんて自分はダメなのだろう」と自分を責めてしまいます。
自己嫌悪になり、かえって自信喪失を助長しかねません。
不得意分野に集中しても、なかなか自己肯定感は上がらないのです。
そこで大切なのが、得意分野です。
得意分野は、もともと適性がある分野です。
適正があれば、普通の努力でも、スムーズに伸びる傾向があります。
もともと自分に合っていることなら、ストレスも小さい上、集中力も発揮しやすいでしょう。
得意分野を伸ばせるだけ伸ばせば、高い能力を発揮できるようになります。
たとえば、ITが得意分野なら、さらに打ち込むことで、飛躍的な向上が期待できるでしょう。
もともと書くことが好きなら、集中することで、ますます文章力を上げることができるでしょう。
時間もお金も限られています。
限られた資源は、得意分野に集中投資したほうがスムーズに伸ばせます。
好きなことなら楽しみながら打ち込めるので、有意義な時間を過ごせます。
得意分野に集中すれば、どんどん能力が伸びていくでしょう。
時間をかけてしっかりトレーニングを積めば、誰にも負けない得意分野に仕上がります。
自分にとって素晴らしい長所になり、強力な武器に変わります。
「自分には得意分野がある」という意識が自信に変わります。
得意分野に集中するから、自己肯定感も上がるのです。