自己肯定感が低い人に、圧倒的に足りないもの。
それは、成功体験です。
自己肯定感が足りない人には、子どもの頃から「何かを達成する」という成功体験が不足しています。
経験しているのは、失敗体験ばかり。
幼いころから親や先生に叱られることが多く、褒められることが少ない。
成功体験が足りないと、否定的な感情が強くなり、自尊感情が育ちません。
取り組む前から「どうせ今回もうまくいかない」と考えてしまう。
「自分はダメな人間だ」と思い、自己肯定感が低くなってしまうのです。
自己肯定感を高めるには、成功体験が欠かせません。
まず成功体験を積み重ねていきましょう。
規模もジャンルも問いません。
仕事でも趣味でも遊びでもいいので「目的を達成した」という経験が大切です。
成功体験が少なくても諦めないでください。
失敗体験が多いなら、それ以上の成功体験を今から積み重ねていけばいい。
自己肯定感は、1回の成功体験で、いきなり身につくものではありません。
こつこつ成功体験を積み重ねていくことで、少しずつ身についてきます。
時間も手間暇もかかりますが、自己肯定感を高めるために避けては通れない取り組みです。
いきなり大きな成功を目指す必要はありません。
最初から難易度の高いことに挑戦すると、途中で挫折する可能性があるため、注意が必要です。
「難しいことに挑戦するほうがかっこいい」と思うなら、余計なプライドなので捨てたほうがいいでしょう。
最初は、小さな成功で十分です。
誰でも簡単にできることでかまいません。
すぐ終わることでOK。
大切なことは「目的を達成する」という経験です。
目的を達成できるなら、小さなことでも、十分な成功体験です。
たとえば、本を1冊完読するのも成功体験の1つです。
知識や教養が身につく上「1冊を読み切った」という成功体験も得られます。
ジョギングで一定距離を走ることも、成功体験の1つになります。
たった1キロでいいのです。
最初は1キロのジョギングでも長い距離に感じるかもしれませんが、慣れてくるにつれて短く感じるようになるでしょう。
「走りきった」という成功体験だけでなく、達成感や満足感も得られ、自己肯定感の向上につながります。
慣れてくるにつれて走行距離を上げていけば、無理なくレベルアップができます。
小さな成功体験でも、山のようにたくさん積み重ねていけば、大きな成功体験になります。
こつこつ成功体験を積み重ねていけば「やればできる」「自分は素晴らしい人間だ」という気持ちが強くなります。
だんだん自信がついてきて、自己肯定感が高まっていくのです。
成功体験は、足りないことがあっても、多すぎることはありません。
自己肯定感が出てくるまで、どんどん成功体験を積み重ねていきましょう。