執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。

お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

今は、エコの時代です。

ほとんどの企業で、再生紙を使うのがもはや一般的になっているのではないでしょうか。

再生紙とは、一度使い終わった紙から再生された紙のことです。

使い終わった紙は、再生されることを前提にしています。

紙は紙でも、再生紙の表面をよく見ると、違いが見えます。

通常の紙より、少し色が濁っていて、表面が粗い。

使用済みの紙から再生して作られているので、仕方ないことです。

しかし、お客さまに提出する場合はどうでしょうか。

紙の表面が粗かったり、紙の色が濁っていたりしていると、少し悪い印象を持たれる場合があります。

お客さまに再生紙だと気づかれると誤解される可能性もあります。

「ここまで予算削減しなければいけないほど、余裕のない会社なのか。この会社と契約するのが不安になってきたぞ」

決してそういうつもりはなくても、そう思われる可能性があるのです。

もちろん再生紙を否定しているわけではありません。

社内向けの資料なら、もちろん再生紙を使ったほうがいいでしょう。

しかし、プレゼンという勝負所では、再生紙は少しパワーが足りないのです。

配布された資料を通して、お客さまに少しでもよい印象を持ってもらうため、資料に再生紙は使わないのが鉄則です。

真っ白できれいな紙のほうが、誠実さが伝わりやすくなります。

見やすいプレゼン資料の作り方(20)
  • お客さまに提出するプレゼンの資料に、再生紙は使わないようにする。
会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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