優柔不断とは何か。
ぐずぐずしていて思い切りが悪く、決めるのが遅いことをいいます。
あなたは優柔不断ですか。
もし優柔不断であれば、それが疲れの原因になっていることでしょう。
優柔不断ほど、疲れる性格はないからです。
優柔不断というだけで疲れやすくなります。
優柔不断になると「迷い時間」が発生します。
「どうしよう、どうしよう」と迷うだけですが、これが意外と精神的ストレスになります。
ばかになりません。
迷いとは「心の中で摩擦が生じている」ということです。
心のメーターが「イエス」と「ノー」を行ったり来たりしています。
迷うたびに、ストレスが生まれ、神経がすり減っていきます。
優柔不断になると、考える時間も長くなります。
考える時間が長くなればなるほど、無駄な時間を過ごすことになります。
優柔不断になっていると、知らず知らずのうちに時間とエネルギーの無駄遣いが増えます。
気づけば、何も決まらないまま、疲れだけたまっている状態になっています。
これほど愚かなことはありません。
優柔不断ほど、疲れる性格はないのです。
心がけたいのは「即断即決」です。
その場で直ちに判断して決めるということです。
即断即決は、疲れない性格です。
ぴんときたら、すぐ決めましょう。
直感や第一印象で決めてOK。
感覚に訴えかけてくるものがあるのは、心が引かれている証拠です。
重要なことがないかぎり、どんどん即断即決していきましょう。
もちろん何でも即断即決というわけにはいきませんが、小さなことであれば、即断即決を基本にすることです。
レストランでメニューを選ぶときも、即断即決です。
さっと注文を決めましょう。
制限時間は、3分です。
理想は1分以内です。
ファーストインプレッションでOKです。
「おいしそう。食べてみたい」と思うものがあれば、すぐ決めましょう。
「おいしそう。食べてみたい」と思う時点で、注文するのに十分な理由です。
本屋で本を買うときも、即断即決でいきましょう。
全体を見渡してから買うのではなく、最初にぴんときたものを買うようにします。
「これが気になる」と思えばゴーサインです。
心のアンテナが反応したら、買いましょう。
「気になる」ということは「読みたい」ということです。
興味関心が湧いているなら、買う理由は十分です。
「失敗してもいい」「間違ってもOK」と思えば、フットワークが軽くなり、行動力が生まれます。
即断即決でいけば、迷い時間がなくなるため、時間と体力の節約になります。
余計な疲れを感じなくて済むということは素晴らしいことです。
これからは即断即決でいこうと決意してください。
即断即決を行う上で、大切なルールがあります。
「一度決めたことは後悔しない」ということです。
一度「これだ」と決めたら、結果がどうであろうと後悔しないようにしてください。
どんな結果になろうと「これでよかった」と考えるようにしましょう。
即断即決で買った本が面白くなくても「これでよかった」と考えましょう。
「つまらないことがわかった」と思えば、前進になります。
「この著者の本はもう買わない」という考え方もできるでしょう。
即断即決で注文した料理がおいしくなくても「これでよかった」と考えましょう。
イメージと現実のギャップを面白がってください。
これはこれで面白い体験です。
「意外とおいしくなかったね」「ギャップがあったね」とにこにこすれば、楽しい時間を過ごせます。
おいしくなくても、新鮮な刺激を得ることができたでしょう。
「ユニークな刺激が得られた」「変化ができてよかった」と思えば、納得できます。
おいしくないことがわかったということは「新発見ができた」ともいえます。
新発見ができたのですから、喜ぶべきことです。