あなたは楽観主義者ですか。
それとも悲観主義者ですか。
たとえば、水が半分入っているコップの感じ方に、楽観主義と悲観主義の違いが見られます。
楽観主義の人は「半分も入っている」と考えます。
悲観主義の人は「半分しか入っていない」と考えます。
つまり、考え方がポジティブかネガティブか、ということです。
悲観主義では、考えることがネガティブ中心なので、なかなか話が楽しくなりません。
面白い話をしても、つまらない点を探して、テンションを下げる。
頑張っている話を持ちかけても、粗探しをして、雰囲気を悪くさせる。
明るい話をしても「どうせ無理に決まっている」とけなしてくる。
こうした癖に心当たりがあるなら、悲観主義の傾向があります。
悲観主義では、だんだん話が暗い方向に傾いてしまいます。
せっかく楽しい話を持ちかけても、否定・批判・粗探しをされると、それ以上話をするのが嫌になります。
悲観主義で話をすると、相手の元気まで奪うため、相手も苦しくなる。
悲観主義になっていると、誰からも話しかけてもらえなくなるでしょう。
楽しい人になるなら、楽観主義を心がけましょう。
楽観主義とは、何でも肯定的・前向きに捉える思考法のことをいいます。
「人生はお先が真っ暗」と考える人より「人生は何とでもなる!」と考える人のほうが、一緒にいて楽しい。
物事には2面性があり、悪い点より良い点に注目したほうが、気分も雰囲気も明るくなります。
物事のよい面を捉えようとするので、話も盛り上がりやすいのです。
「悲観主義は、生まれつき性格なので変えられない」
そう思っているなら誤解です。
悲観主義は、性格ではなく、あくまで「主義」にすぎません。
主義は、考え方の癖を変えるだけで、変えていくことが可能です。
もともと悲観主義の人が楽観主義を心がけるのは、難しそうに思えますが、実は簡単です。
考え方を逆にするだけです。
たとえ程度の強い悲観主義者でも、改善は可能です。
強い悲観主義者は「強い癖を持てる」という能力があります。
悲観的な考え方の癖を強く持てるなら、楽観的な考え方の癖も強く持てるはずです。
考え方を、悪い方向ではなく、良い方向に向けるだけ。
今までマイナスに考えていたなら、考え方を反転させれば、ポジティブに変わります。
むしろ強い悲観主義者ほど、強い楽観主義になる可能性があるといえます。
楽観主義になると、自然と前向きな言葉が増えます。
「何とかなるよ」
「きっと大丈夫だよ」
「絶対うまくいくよ」
何事もよい方向に考えを向けましょう。
楽観主義者になると、自然と会話が楽しくなります。
周りの人を明るい光で照らしていけるので、人気者にもなれるのです。