話しかけるか、話かけられるか。
そこが問題です。
どちらも会話をする点は同じですが、本質に大きな違いがあります。
どちらかというと、話しかけられるのを待つほうが楽でしょう。
話しかけられたとき、きちんと返事をしてやりとりさえできれば、最低限の人間関係は保てます。
別に悪いことでも何でもありません。
「話しかけられたら話をする」
そうした姿勢でいる人も多いでしょう。
待っているほうが楽なので、普段から話しかけられる姿勢になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、話しかけられるのを待つだけでは、楽しい人になれません。
話かけられるのを待っているのは、受け身であり、消極的な姿勢です。
会話を拒否しているわけではないものの、会話をしにいこうとする姿勢が足りないため、会話の機会も減ります。
そればかりではありません。
話しかけないと「あまり話しかけないでほしい」という拒否感や緊張感が出るようになります。
人を寄せ付けない、独特の雰囲気が漂うようになる。
どんどん話しかけられない人になっていき、人間関係から孤立する危険があるのです。
話しかけられるのを待ち続ける必要はありません。
楽しい人になりたいなら、積極的に話しかける習慣を身につけましょう。
自分から積極的に話しかけていくことが大切です。
楽しい人は、自分からどんどん話しかけていく姿勢があります。
話しかけることは「あなたに好意があります」という意思表示でもあります。
どんどん積極的に話しかけたほうが、自分の意思で会話の機会も時間も増やせます。
会話を通して、相手を楽しませていけます。
用事もないのに話しかけるのは不自然に思うかもしれませんが、難しく考えすぎです。
用事がなくても話しかけることはできます。
たとえば、挨拶です。
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
用事ではありませんが、社交的な儀礼として、毎日毎回できるでしょう。
気軽に話しかければ、相手も気軽に返事をしてくれ、会話を始めやすくなります。
励ましたり勇気づけたりする一言で話しかけるのもOKです。
「最近、調子はどう?」
「勉強、頑張ってね」
「応援しているよ」
嬉しい一言なら、相手も喜んでくれるでしょう。
明るい一言で声をかけると、明るい会話が続くでしょう。
話しかけられるのを待つのではなく、積極的に話しかける習慣を身につけましょう。
話しかける人になることが、楽しい人になる条件です。