楽しく会話をするには、相槌がポイントです。
相手の話の途中で、うなずいたり短い一言を入れたりすると、話がどんどん弾みます。
テレビや舞台で活躍する芸人や司会者も、相槌が上手です。
大きくうなずいたり「なるほど」「そうですね」という一言を入れます。
相槌は、会話を盛り上げるために必要な動作。
相槌を打つ・打たないでは、会話の進み方が変わります。
相槌を打ったほうがスムーズに話が進んで弾みやすくなり、楽しくなっていくのです。
では、ただ相槌を打てばいいかというと、ここがポイントです。
ただ相槌を打てばいいわけではありません。
相槌を打っても、いいかげんでは効果も半減します。
下手な相槌は、不自然なのですぐばれます。
不自然な相槌は、違和感が大きいため、なかなか話が盛り上がりません。
時に下手な相槌は、失礼になることもあるため、注意が必要です。
うなずき方がしつこいと、話をうっとうしく感じているように見えます。
「はい、はい」「わかった、わかった」などの一言は、いくら相槌とはいえ、雑で乱暴な印象があります。
下手な相槌では、盛り上がる話も盛り上がらないのです。
大切なのは、話の調子を合わせた相槌です。
話の区切りでうなずく。
理解をできてから「なるほど」と言う。
同意ができる話のとき「そうだね」と言う。
話のリズムやテンポに合わせた相槌を打つことが大切です。
相手の話の調子に合わせた相槌を打つと「話を受け入れました」「きちんと理解しました」というメッセージを送れます。
相手は、自分の話が理解されているとわかるので、もっと話がしたくなる。
どんどん話が盛り上がっていき、楽しくなるのです。
話の調子に合わせた相槌は、音楽に合わせて踊るダンスのようなもの。
動きと雰囲気が一致するから、気分もテンションも上がり、盛り上がるのです。
ただ相槌を打つのではなく、話の調子に合わせた相槌を意識してください。
下手な相槌と上手な相槌は、同じ相槌でも、似て非なるもの。
下手な相槌は話のテンションを下げますが、上手な相槌は会話のテンションを上げます。
相槌の「質」を高めましょう。
あくまで話の調子に合わせた相槌が大切なのです。