何か悪い出来事が起こった後、こんな言葉を言う人がいます。
「こうなると思っていた」です。
もちろん前々から忠告をしていた場合なら、まだわかるのです。
「それはトラブルの元になる」
「いつか大ごとになるから、早めに改善したほうがいい」
前々から忠告していて、実際にトラブルが起こった後なら「こうなると思っていた」というのもありでしょう。
話のつじつまが合います。
厳しい発言でも、そこには「相手を心配する気持ち」があります。
しかし、トラブルが起こってから、急に「こうなると思っていた」と言い始めるのはNGです。
これは、後出しじゃんけんと同じです。
感じの悪いルール違反です。
こういう発言をする人には決まったパターンがあります。
いつもトラブルが起こってから、急にぶつぶつ言い始めるのです。
しかも上から目線で偉そうに言うのが特徴です。
「自分は前からわかっていた」と言わんばかりの発言です。
「前から見抜いていた」「実は予想できていた」というニュアンスを伝えたいのでしょう。
思考力や先見力の鋭さをアピールしたいつもりかもしれません。
鋭い一言に思えますが、そうではありません。
結果を見てからの発言は、予測ではなく、感想です。
結果を見た後なら、誰でも言えます。
言ったところで、何の役にも立ちません。
「それなら先に言ってくれよ」「どうして忠告してくれなかったの?」と思われ、周りをあきれさせるだけなのです。