執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。

「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

「そんなふうに見えない」

誰もが一度は口にした言葉でしょう。

この言葉は奥が深いため、使い方が重要です。

使い方によっては、相手を喜ばせることもあれば、傷つかせることもあります。

たとえば、20代に見える人が「実は33です」と言ったとき「30代には見えません」と言えば、喜ばれるでしょう。

「お若く見えますよ」というポジティブな意味に受け止められます。

その一方で、使い方を誤ると、相手を不快にさせることがあります。

たとえば「子どもが好きです」と言ったとき「そんなふうに見えない」と言われると、どう感じるでしょうか。

心の冷たい人間であるように言われた感じがして、いい気持ちはしないでしょう。

また「勉強を頑張っています」という人に対して「そんなふうに見えない」と言われると、やはり不快に感じるはずです。

勉強をサボっているように言われた気がして、気分を害するでしょう。

「そんなふうに見えない」という一言は、相手を喜ばせることもあれば、傷つけることもあります。

ささいな一言でも、心にぐさりと突き刺さり、長く残り続けるものです。

できるだけ傷つける使い方は避け、喜ばせる使い方を心がけましょう。

一度言ってしまってからでは、取り返しができません。

言う前に「この場面で使うのは正しいだろうか」と、一度考える習慣をつけましょう。

人間関係で注意したい余計な一言(7)
  • 「そんなふうに見えない」という一言を使うときは、場面に気をつける。
頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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