執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

18

決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。

決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

決め付ける言い方には要注意です。

ちょっとした一言でも、人間関係にひびを入れる可能性があります。

たとえば「最近の若者は礼儀作法に欠けている」という非難を聞くことがあります。

もちろん本人にとっては、自分が思う正直な意見なのでしょう。

何かの特徴を一言で言い表せるのは楽なので、つい使いがちです。

しかしこの発言は、つまらないトラブルを生むもとです。

「最近の若者は礼儀作法に欠けている」というのは、すべての若者を対象とした言い方です。

一切の例外を認めていません。

自分が思う正直な意見とはいえ、誰かを傷つける可能性があります。

最近の若者は礼儀作法に欠けていると思っても、実際は、礼儀正しい若者もたくさんいます。

当てはまらない人から反発を生む可能性があります。

さらに、自分にも偏見が生まれ、行動範囲が狭まったり誤解を招きやすくなったりなどの悪影響があります。

決め付ける言い方をする癖はありませんか。

当てはまらない人もいるなら、決め付ける言い方は見直したほうが賢明です。

どうしても表現したいときは、言い方に注意しましょう。

「傾向がある」

「目立つような気がする」

「よく見かけるようになった」

角のない表現のほうが、寛容に受け入れられるでしょう。

人間関係で注意したい余計な一言(18)
  • 決め付ける言い方には、注意する。
否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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