執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。

会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

「読書は好きですか」という質問にどう答えますか。

この質問には「はい・いいえ」の一言で答えることができます。

「はい、好きです」

「いいえ、苦手です」

一言で完結できる質問です。

一応質問には答えていますが、聞かれたことだけ答える会話になっています。

きちんと質問には答えて問題はないのですが、十分でもないのです。

そこで会話が途切れてしまい、後に続きません。

すぐ沈黙になり、相手を困らせるでしょう。

また一言で終わらせる様子から「会話を続けるのが嫌なのかな」という印象を、相手に与えることもあるでしょう。

「はい・いいえ」で答えられる質問には、できるだけもう一言加える習慣を持ちましょう。

補足説明を加えると、上手に話を引き延ばせます。

「はい、好きです。知らない世界を知ることができるので、よく読んでいます」

「いいえ、苦手です。活字をずっと見ていると眠くなってしまいます」

何か一言加わると、話が具体的になり、相手は返事がしやすくなります。

積極的に一言を加えてくれたことから「会話をもっと楽しみたい」という気持ちも伝わってきます。

好感が持て、話が盛り上がるのです。

聞かれたことにもう一言加えて、会話を盛り上げていきましょう。

人間関係で注意したい余計な一言(21)
  • 「はい・いいえ」で答えられる会話でも、できるだけ一言加える。
楽しい話は、楽しそうに話そう。
悲しい話は、悲しそうに話そう。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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