面接の答え方を難しく考える人がいます。
たとえば「職場の雰囲気とやりがいのどちらが大切ですか」という質問があるとします。
あなたなら、どう答えますか。
一見すると、どちらも重要で、選ぶのが難しく感じるでしょう。
しかし、選ぶのが難しく感じるのは、正解を求めているからではないでしょうか。
ここに誤解があります。
正解を考えるのは、試験勉強の影響です。
面接の受け答えは、クイズではありません。
面接官に迎合する場でもありません。
あくまで、就業意欲を伝える場です。
「私にはこんな強みがある。この強みを生かして御社に貢献したいので、働かせてほしい」
就業意欲を面接の受け答えを通して伝える場なのです。
採用するかどうかを決めるための面接ですから、自分の強みをしっかりアピールして、就業意欲を伝えなければいけません。
したがって、就業意欲を自分らしく伝えられる選択なら、どちらを選んでもいいのです。
面接官からの評価を気にしません。
難しく考えず、どちらが自分にとって能力を発揮しやすいか、素直に考えてみましょう。
職場の雰囲気のほうが自分の能力を発揮しやすいと思うなら、職場の雰囲気を重視します。
一方、やりがいのほうが自分の能力を発揮しやすいと思うなら、それも正解です。
正解は、常に自分の中にあるのです。