面接での受け答えの対策では、質問の流れを意識することが大切です。
日常会話では、興味関心に沿って話が進みますが、面接でも同じです。
面接でも、面接官の興味関心に沿って、質問が進む状況が目立ちます。
質問の答えが新たな興味関心をかき立て、次の質問に連鎖するのです。
たとえば、アルバイト経験についての質問があったとします。
「アルバイト経験はない」と答えれば「なぜアルバイトをしなかったのか」という会話の流れが予想できます。
「学業が忙しかったから」と答えれば「では、学業では、どんな成果を達成できたのか」という流れが予想できます。
別の事例として、就職活動の内定の有無を質問されたとします。
「まだ内定をもらっていない」と答えれば、内定をもらえていない理由について質問される可能性が高いでしょう。
「自分の短所や弱みが原因」と説明すれば、その点について、さらに深く突っ込まれる流れが予想できます。
「こう答えると、こう突っ込まれるのではないか」という会話の流れを、ある程度予想できるはずです。
質問ごとに回答を準備するのもいいですが、質問の流れを予想して準備しておけば、さらにうまく回答できるでしょう。
特に珍しい経験をしている人は、その点について深く質問される傾向が高いと考えていいでしょう。
自分の状況がわかれば、堂々と落ち着いて答えることができます。