面接では、完結でわかりやすい回答を心がけるのが基本です。
だらだらした回答は、理解しにくいだけでなく、話の焦点がぼやけます。
結論から先に話し始めましょう。
無駄がなく、手短な回答が適切です。
しかし、簡潔でわかりやすい回答が適切とはいえ、本当に一言です。
一言で終わる回答なら、もう少し具体的な説明を加えたい。
たとえば、病気について質問されたとします。
健康状態に問題がなければ「特にありません」という一言で回答できます。
もちろんこれで回答は完結しているのですが、本当に一言で終わる回答です。
一瞬で終わる答え方に、物足りなさを感じる面接官もいるでしょう。
そこで、少し説明を加えて具体的にしてみましょう。
「特にありません。むしろ健康には自信があります。学生時代は、マラソン大会で3位に入賞したこともあります」
少し説明が加わると「ない」という意味は同じでも、回答がより具体的に伝わります。
別の例として、趣味について聞かれたとします。
「読書です」という一言でもいいのですが、もう少し具体的な説明を加えます。
「趣味は読書です。好きなジャンルは実用書で、月に5冊は読んでいます。仕事の生産性向上に興味があります」
「もっと伝えたい」「もっと私を理解してほしい」という熱気が伝わってくるでしょう。
面接は、自分を売り込む場。
できるだけ魅力的に見せ、自分を売り込んでいかなければいけません。
一言で答えられる質問でも、何か具体的にする補足を加え、就労意欲を強く伝える工夫を心がけましょう。