侮れないのが、座り方です。
面接では、座り方で人間性を判断される場合があります。
「座り方くらいで、人間性を判断されてはたまらない」
自分がこれまで学んできた多くの成長を、座り方だけで判断するのは許せないと思うでしょう。
しかし、自分ではそう思っても、実際にはそう思われる現実があるのです。
たとえば、鏡の前で、わざとだらしない姿勢で座ってください。
足を伸ばして、背もたれに寄りかかるように座ります。
そうした様子からは、どのような印象を受けるでしょうか。
「横柄」「だらしない」「消極的」「頼りない」
やはり、ネガティブな印象が中心になるはずです。
座り方が悪いだけで、さまざまなネガティブな印象を一度に伝えてしまいます。
あなたがそう感じるように、やはり面接官も同じ印象を受けるのです。
しかし、悪いことばかりではありません。
座り方で悪く思われるなら、よく思われる場合もあります。
先ほどとは逆に、きちんとした姿勢で座ってみましょう。
背もたれには寄りかからず、椅子の背側を、3分の1ほど空けた状態で座ります。
足を垂直に下ろし、背筋を伸ばして、しっかり前を向きます。
そうした様子からは、どのような印象を受けるでしょうか。
「礼儀正しい」「しっかりしている」「積極的」「頼りになりそう」
一転してポジティブな印象が中心になるはずです。
座り方を軽視しないことです。
座り方だけで、人間性を判断される場合もあることを忘れないでください。
面接官が、さりげなく見ているポイントなのです。