面接では、特技について質問されることがあります。
「暗記が得意」
「語学なら自慢できる」
「歌なら誰にも負けない」
人それぞれ、自慢できる特技があるでしょう。
特技の答え方は自由ですが、面接ですから、できるだけ仕事に関係した特技を答えるといいでしょう。
さて、特技で気をつけたいのは、それだけではありません。
本当に気をつけたいのは、特技を答えた後。
特技を答えた後によくある流れがあるのです。
「その場でやってほしい」という注文です。
たとえば「特技はフランス語です」と答えたとします。
特技というくらいですから、面接官は、高いレベルを期待するでしょう。
ごく自然な興味関心が湧き「では、フランス語で自己紹介をしてください」という流れになりやすいのです。
ここで、フランス語による自己紹介がスムーズにできればいいのですが、思わぬ展開に、慌てることもあるでしょう。
しどろもどろの自己紹介になると、せっかくアピールした特技の印象が台無しになります。
「今はできない」「とっさにはできない」などの逃げるような回答でも、やはり好印象が半減するでしょう。
特技を答えるときは「その場でやってほしい」と言われる展開を予想して、準備しておく必要があります。
あなたの特技は何ですか。
いきなり実演を依頼されても、特技らしくスムーズに美しくこなせることが大切です。
特技の準備をしたうえで面接に向かうと、安心です。