質問の中でも侮れないのが、最後の質問です。
もちろん自己PRや志望動機も大切ですが、最後の質問には、ほかにはない、特別な重要性があります。
それは「余韻が残りやすい」という特徴です。
友人と会話をしたとき、別れ際の一言が印象に残りやすいのと同じです。
後に続く会話がないため、最後の一言が頭の中でこだまして、意味が何倍にも強調されます。
その結果、記憶にも残りやすくなるのです。
面接で「最後に何か質問はありますか」と聞かれたとき「特にありません」と答えるのは好ましくありません。
面接中の受け答えが立派でも、最後の質問で印象が悪くなると、就労意欲が足りないと、誤解されやすくなるでしょう。
後味が悪い余韻が続くのです。
逆に、自己PRや志望動機がいまいちでも、最後の質問で印象を改善できるチャンスもあります。
立派な質問ができれば、好印象の余韻がしばらく続き、応募者の印象を改善します。
最後の質問も気を抜かず、しっかり答えましょう。
質問内容は、就労意欲が伝わるような内容がおすすめです。
たとえば、作業内容の進め方、チーム構成など、具体的な仕事内容などです。
そのときに気づいた疑問を質問するのもいいですが、事前に聞きたい質問を考えておくほうが安心です。
後味のよい余韻を残せば、面接を気持ちよく締めくくれます。