ちまたでは、一風変わった噂を耳にすることがあります。
「体育会系は就職活動に有利」という噂です。
体育会系とは、運動部の活動でよく見られる、上下関係や精神論を基本とした価値観のことです。
さて、体育会系は、就職活動に有利なのでしょうか。
実は、強い場合があります。
まず体育会系が、就職活動に有利になる理由から、考えてみましょう。
体育会系が就職活動に有利になる理由は、次の3つの点に強い傾向があるからです。
礼儀・秩序・体力です。
体育会系は活動上、上下関係に厳しく、体力と精神力が要求されます。
これは、社会人として仕事をしていくうえで必要な要素です。
入社すれば上司がいて、明確な上下関係があります。
仕事では、強い精神力が要求される場面がしばしばあります。
また運動を通して培った体力も、仕事では踏ん張る力になり、大いに役立ちます。
体育会系の特徴である礼儀・秩序・体力は、仕事で要求される部分と重なるため、就職活動でも評価されやすいのです。
その点を考えれば、本質が見えてくるはずです。
体育会系が本当に評価されているのは「体育会系」という事実ではなく「礼儀・秩序・体力」です。
たとえ体育会系でも、礼儀・秩序・体力がなければ、やはり就職活動では不利になるでしょう。
一方、体育会系でなくても、礼儀・秩序・体力があれば、就職活動では有利になるはずです。
体育会系であるかどうかに振り回されるのではありません。
礼儀・秩序・体力を重視することが大切です。