「面接官が急に優しくなるのは、不採用の前触れ」
そんな面白い噂を聞くことがあります。
たとえば、面接中は厳しかった面接官が、面接が終わると、急に態度が温和になった。
面接官が、わざわざ社屋の出入り口まで見送ってくれた。
なぜ、こうした噂が立つのでしょうか。
理由は、2つあります。
面接官は面接中「この人は不採用にしよう」と決めることがあります。
明らかに採用基準から外れていれば、不採用の決定も即座に行われます。
後日、不採用通知を送りますが、面接官も人間です。
申し訳ないという罪悪感の解消のため、かえって優しくなる場合があると考えられます。
不採用通知を送れば、応募者から恨まれるかもしれません。
腹を立てた応募者が「あの企業の面接官の態度が悪かった」などの悪い噂を広める可能性もあるでしょう。
こうしたトラブルの防止のため、少しでも優しい態度を見せて、応募者に好印象を与える行動に出る場合があります。
上記2点の理由から、面接官が急に優しくなる場合があるのです。
本当にこうしたことが、あり得るのでしょうか。
もちろん面接官も人間ですから、実際にあり得る状況もあるかもしれません。
しかし、必ずとは言えません。
面接終了後、たまたま面接官が優しくなっただけかもしれません。
もしくは、ただ誠意を見せるために、優しくなっただけかもしれません。
結局のところ、急に優しくなった本当の理由は、面接官しかわからないのです。
言えることは、ただ1つ。
気にしないことです。
「面接官が急に優しくなれば不採用」という噂に振り回されるのも、疲れるだけです。
全力を尽くしたことに納得して、よい結果が出るのを信じて待ちましょう。